平成15年度専修学校先進的教育研究開発事業

事業名 「専修学校におけるE-Learning推進リーダーの育成」教育プログラムの開発
学校法人名 学校法人 麻生塾
学校名 麻生情報ビジネス専門学校
代表者 麻生 泰
担当者・連絡先
徳重 稔 092-415-2290
事業の概要   E-Learningを導入するにあたり何から手を付けどのように進めて行けば良いか、また教育効果はどの程度あるのかなどE-Learning導入に関して研究開発を行いました。
 本事業は実際に導入から運用する一連の流れや必要な機材等を解説しE-Learningを推進するリーダーに役立つ内容としております。麻生情報ビジネス専門学校をパイロット校として、実際に導入したものや手順を具体的に解説しております。
 プロジェクトを進めて行く中で、インストラクショナル・デザインの必要性を実感しました。いろいろ調査した結果、米国ではポピュラーなCRI(Criterion Referenced Instruction:基準達成型研修技法)技法を見つけ、既に日本で導入しているJTBと学校法人ホンダ学園を視察し調査を行いました。
調査を行った結果、その教育効果の向上には目を見張るものがありました。
成果
1) 実態調査
  E-Learning導入において、CRI技法を取り入れた2つの団体とE-Learningを導入している1つの団体を視察し、現場での教育手法と導入状況の調査を行いました。E-Learningと非常に親和性の高いと思われるCRI技法を現場に取り入れている学校、企業が、その手法を導入したプロセスや苦労話、そして秘訣などをヒアリングしました。また、E-Learning導入の段階で、各団体がどのように悩み、そして学習効果の向上のために工夫しているさまざまな手法も明らかになりました。
2) 教材の開発
  E-Learning推進リーダーがE-Learningの導入を進めていく上で参考となるように、E-Learningの現状を整理し、考察しました。パイロット校となった、麻生情報ビジネス専門学校に導入したLMS、コンテンツ開発ツールの解説や、インストラクショナル・デザイン(CRI技法)に準拠したコンテンツ開発方法、そのコンテンツを利用したパイロット授業の内容を教材に盛り込みました。
 E-Learningに関して、インストラクショナル・デザインを含めた解説が行えた事は非常に価値のあることだと思います。言葉だけは先行していますが、実際にはどうかという疑問も多々あると思います。そのような疑問に少しでも役立つ内容になったのではないかと思います。



-- 登録:平成21年以前 --