事業名 | 生涯学習を前提とした教室授業のWeb化とフルテキスト(音声)検索システムの採用による「効率的eラーニング手法の開発」 | |||
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学校法人名 | 学校法人 小山学園 | |||
学校名 | 東京工科専門学校 | |||
代表者 |
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担当者・連絡先 | 佐々木 章 03-3360-8155 |
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事業の概要 | テラハウスICAの社会人向け情報技術関連講座をビデオサーバー化し、これを生涯学習カリキュラムとしてeラーニング環境に再編、Web上に公開する。つまり、eラーニング環境に適合する教材供給の仕方、学習進捗管理、受講料決済方法などを研究開発し、実証実験を行いeラーニングシステムの要件を取得する。 | |||
成果 | ビデオ化した講座は、全304講座(PC入門、ハードウェア、ワープロ・プレゼンテーション・HP作成・表計算・DB・プログラミング・サーバー・ネットワーク等)。 サーバー環境は、CPU:Pentium ![]() 学習用視聴環境は、CPU:Pentium ![]() 受講方法は、Web上から申込みするときユーザーIDを登録、パスワードを自動的に発行する。手続きが済めば登録したIDとパスワードで申込んだ講座の動画と教材をストリーミング受信する。以上から実証実験の結果、アンケート集計を行い以下の結果となった。 学習時間帯は、19時~24時、1回あたり2時間以下が約7割であった。画面・音声はやや見づらい・見づらいが約8割でPCのサイズと解像度によって賛否があった。 コンテンツの満足度は満足:53%・不満:47%でストリーミング用としての特別な開発が必要であった。テキストのダウンロードは74%がやり易いと好評であった。 以上の実証実験からeラーニング環境で情報技術(IT)を学習する場合の課題は以下の通りである。学習者のレベルにあわせて単元の早送り、読み飛ばし機能が必要。 eラーニングの特徴であるユビキタス効果は、学習者が意欲を持続しなければ逆の効果となるので持続する動機付けが必要(いつでも、どこでも学習できるということは、学習者自身が時間や環境をつくらなければならない)。さらに、学習者の理解度を高めるためには教師の動画像(音声含め)のみではなく、アニメーションを含めた図解のコンテンツが必要である。また、画面設計、教材の開発のコストがかかるため、その回収に必要な安価なオーサリングツール、販売・流通を含めたマーケティングが必要となる。これらの課題をクリアすることが、授業のストリーミング化を成功に導くために必要である。そのために、今後も本事業の継続した研究開発が必須である。 |
-- 登録:平成21年以前 --