平成15年度専修学校先進的教育研究開発事業

事業名 グリーンツーリズムと観光農業に係る教育研究開発
学校法人名 学校法人 伊東学園
学校名 テクノ・ホルティ園芸専門学校
代表者
理事長 伊東 政信
担当者・連絡先 縫田 健一・03(3292)0951
事業の概要  東北・関東・甲信越・東海・中部・近畿・北陸地区における農産物・農作業体験実施の現状・農産物直売所・宿泊形態などを研究し、分析することによって、グリーンツーリズムの今後の展開とそのために必要とされる人材育成教育のためのカリキュラム作りの考察をおこなった。
成果  観光資源に対する考え方について、従来と違う視点での方策を考察する必要のあることがグリーンツーリズムや観光農業を推進しようとしている現場を知ることで理解されたことは成果であった。観光資源の転換は従来いわれていたことであるが、実際に農山村漁村を調査し本事業を推進していく中で、農山村漁村と都市生活者の交流の必要性、都市生活者の中の潜在的ニーズがこの観光資源の転換の大きな可能性の一つであると確信しえたこと、またその中でいくつかの問題点を洗い出しその解決に向けての方策を地方における若年労働者対策としてのグリーンツーリズム教育を開発することに求められるのではないかとの指針を立てられたことは成果であった。
 具体的な成果物として、以下の冊子を作成した。
  1. グリーンツーリズム実施カリキュラム
短期・長期・永住の3種の型で作成。いずれにも農業・園芸・造園・観光の基本項目を配し期間に応じて取捨選択が可能となるように作成した。
  2. グリーンツーリズム基礎マニュアル
誕生の地である欧州でのグリーツーリズムの理解から日本における現状の考察をおこない今後の進むべき道筋を示した。
  3. 農業入門体験マニュアル
日本の四季を理解させることを主眼に日本における農作業体験の準備・体験実習の円滑な実施がなされることを目指した。
  4. 田植え・稲刈り体験基礎マニュアル
農業体験の中心ともいえる「田植え・稲刈り」について最も基本となる項目を中学2年生レベルで経験させるためのマニュアルを目指した。
  5. 里山理解のマニュアル
里山の保全の現況・欧州との比較・里山における動植物などを紹介し里山の理解をはかる。
  6. 観光業務基礎マニュアル
変わりゆく国内観光の実体を理解させどのような視点をもって臨むかを理解させる。
  7. グリーンツーリズムガイドマップ
グリーンツーリズムの現況を理解するための資料集。「取り組み自治体一覧」「環境保全地域」「桜の名所」「ラムサール条約指定地区」「日本の百名山」「日本森林浴101」など。



-- 登録:平成21年以前 --