1 総論編 2 非行防止教室の現状等

(1)非行防止教室及び薬物乱用防止教室の開催状況

 非行防止教室については、すでに学校、教育委員会及び警察等の関係機関と連携しながら既に非行防止教室を実施している事例があり、平成15年中の非行防止教室の開催状況については、表1のとおりとなっている。ただ、小学校において約2割、中学校において約4割の開催状況であり、今後なお一層の充実が必要である。

(表1)非行防止教室の開催状況(平成15年度 警察庁調べ)

非行防止教室の開催状況(平成15年中)

校種 学校総数 開催回数 実施率
小学校 23,633 5,112 21.6%
中学校 11,134 4,433 39.8%
その他 5,174
合計 14,719

※: 学校総数は平成15年度数値(学校基本調査)

 薬物乱用防止教室については、これまでも、薬物乱用防止新五か年戦略等において中学校・高等学校において年1回以上開催するよう呼びかけており、表2のとおりの開催状況となっている。

(表2)薬物乱用防止教室の開催状況(平成13年度 文部科学省調べ)

薬物防止教室の開催状況(平成13年度)

校種 開催校数(開催率) のべ回数 参加児童生徒数
小学校 4,554校(19.47%) 5,234 434,531人
中学校 5,945校(53.76%) 6,788 1,619,637人
高等学校 3,612校(64.80%) 4,046 1,876,248人
中等教育学校 1校(100.00%) 2 236人
合計 14,112校 16,070 3,930,642人

(2)非行防止教室等の今後の推進

 今後、一層の非行防止教室等の推進を図っていくためには、非行防止教室等に関する基本的なプログラムや留意事項等についての情報を積極的に発信していくことが求められる。各学校や教育委員会、警察等関係機関においては、より一層の教育的効果が得られるよう、本プログラム事例集において示す先進的な取組も参考にしながら、非行防止教室等の開催に努めていく必要がある。

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初等中等教育局児童生徒課

-- 登録:平成21年以前 --