地域と連携した豊かな農業体験活動−笑顔を咲かせるネットワークづくり−
農業関連学科で学ぶ生徒は全員、教育課程に組み込まれた農業クラブに所属しており、3年の資源工学選択者とバイオテクノロジー部、草花クラブの生徒が中心となって、以下の活動を実施した。
小学生には、事前に、使用する花の特徴を調べ、花壇のレイアウトを考えさせた。花壇作りは、高校生が地域の小学校に出向き、各校から提案された図案をもとに高校生が中心となり花壇のベースを作り、その後小学生が花壇に入り、植え込みを行った。
「中学生が、高校生から学んだプランターの寄せ植えづくりを小学生に指導すること」を前提に、高校生が、自分達が栽培した花を用いて中学生に寄せ植え手順を教え、次に中学生が小学校へと出向き、作業指導を行った。製作したプランターは中学校の文化祭で展示した。活動後は、地域との連携のあり方についての考えをまとめた。
花の特徴や管理の仕方等、アジサイについての知識を身に付け、学校において栽培活動をした上で、障害者施設において月2回の栽培指導を行った。栽培指導にあたっては、障害者施設で作りやすい品種を用いた。
これらの活動については、問題解決学習として各クラブが取り組んでいるプロジェクト研究の題材とし、農業クラブプロジェクト発表会にて報告した。小・中学校との連携については、生徒から、「人との交流によって豊かな人間性や社会性・指導性を育成し、小・中学生にわかりやすく指導することで、プレゼンテーション能力の育成を図るとともに、完成させる喜びや楽しさを体験できた。」という発表があった。
-- 登録:平成21年以前 --