南砺市立福光中部小学校 勤務
尾山章 先生
・日展入選14回。日展会友、日本版画会副会長、光風会会員。
・昭和58年日本版画会展に入選以降、会友、審査員として今日に至るまで出品している。
・南砺市福光美術館学芸普及課長 学芸員(H6~H21年度)地域で版画指導を行っている。
・町づくり協議会に所属し、「棟方志功サミット」の開催に向けて尽力した。棟方志功作品集の監修を手がけた。
・平成16年度より福光中部小学校で版画指導を行っている。
A:校区内の美術館に勤務していた折りに、当時の校長から依頼を受けた。校長とは、美術協会や文化協会で顔を合わせることがあり、版画教育や作品鑑賞、棟方志功について、現状や展望について語り合う機会があった。
A:
・児童が自主的に考えて制作できるように支援すること。版画は彫ったところと彫っていないところという白黒の制限があり、その制限の中で自分の思いを表現することや制限の中で生み出される美しさに気付くことができるように指導している。
・棟方志功の生き方や考え方、作品のよさを折に触れて伝えるようにしている。
A:小学生がどこまで版画ができるか、指導についてくることができるか、けがをしないか等の心配があったが、やってみると、皆、熱中して作品作りをすることができ、版画の楽しさを味わってくれているようで嬉しく思っている。
A:
・よいなと思ったことをほめると児童が生き生きとした表情になり、成就感をもっていた。
・その年代にしかできないおもしろい作品をつくる児童がいる。また、指導していくと、思わぬよい作品が仕上がることがある。そうした作品に出合うと、指導のやりがいを感じる。
A:
・版画家を目指す人が少ない。最近では、年賀状などを版画で製作する人も減っているので、版画に親しみ、棟方志功の生き方や考え、作品のすばらしさを知ってもらうことができると嬉しく感じる。
・若い世代に版画のよさや楽しみを伝え、指導する機会を得ることができてやりがいを感じている。
A:中学1年生
A:彫り方や刷り方のこつ等、棟方志功がしていたやり方を教えてもらったこと
A:棟方志功に直接会ったことのある先生の話を聞くことができたこと
A:4年図画工作科では、版画で棟方志功の技法を学び、作品づくりを行っている。児童の優れた作品を、第65回記念日本版画会展に応募している。
6年生の図画工作科では、棟方志功が疎開当時描いた作品を鑑賞し、墨絵を描いている。
A:校区内の美術館に勤務されていた折りに、当時の校長が依頼した。校長とは、美術協会や文化協会で顔を合わせることがあり、版画教育や作品鑑賞、棟方志功について、現状や展望について語り合う機会があった。
A:下絵、彫り、刷り、鑑賞の導入部分で広い見地に立って指導していただいている。専門的な指導技法と児童の主体性を大切にした助言の仕方は、若手教員にとってよい手本となっている。
A:今後、引き続いて地域の版画教育、文化の発展に寄与していただきたい。特に、棟方志功の生き方や考え方、技法についてより多くの子供たちに伝え続けていただきたい。