福島県 鏡石町立第二小学校 佐藤靖弘 先生

鏡石町立第二小学校 勤務
佐藤靖弘 先生

プロフィール

昭和61年 専修大学卒業
平成22年 (有)岡設備工業 代表取締役
平成22年 福島県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会 幹事長
(公財)福島県スポーツ協会 理事
インターハイ、国体800m出場
箱根駅伝 6区 4回

特別非常勤講師として採用されたきっかけ

Q:特別非常勤講師として採用されたきっかけ

A:町内小学校陸上教室開催からの継続

Q:授業を行うにあたって、特に工夫している点など

A:技術的なことを教えることと物事の考え方を共に学びながら、興味関心を持たせる工夫を行い、率先してできるようにすること。

Q:実際に教師として勤務した感想・やりがいや、採用前のイメージとの違いなど

A:同じ事でも子どもたちの反応を見ながら対応していかなければならないことや自分の持っている知識をどう伝えるかが大切であること。

Q:授業における印象的なエピソード(生徒の反応、出来事、成果など)

A:初めは無反応であまり参加したくなさそうな様子だった子どもが、活動の回数を重ねるごとに、自己記録を更新したり、進んで話しかけてきてくれたりと楽しそうに活動する姿が印象に残っている。

Q:学校現場との関わりを持つことにより、ご自身に良い影響を与えたことなど

A:先生、子ども達と授業を通して活動する中で、自分自身が常に技術的な情報を確認しながら共に学ぶことができる。

特別非常勤講師の方の授業を受けた生徒より

生徒A

Q:現在の学年、または御職業

A:NPO法人かがみいしスポーツクラブ

Q:特別非常勤講師の先生が、通常の教科担任の先生と違うと思うところ

A:専門的な知識や経験が豊富で、独自の視点から授業を展開していたのが印象深いです。柔軟なアプローチで児童生徒の興味を引き出し、スポーツを通じて新たな学びの楽しさを感じさせてくれたのも佐藤先生の特別な点だったと感じています。

Q:その先生についての印象的なエピソードや印象に残った言葉など

A:自分はすでに陸上競技に興味があり、中でもお正月の「箱根駅伝」がものすごく自身に影響を与えていたので、佐藤先生の「箱根駅伝4年連続出走!」というのは、とてつもない衝撃だったのを憶えています。

特別非常勤講師の勤務先の先生より

Q:貴校における教育の特徴やアピールポイントなど

A:特別非常勤講師の佐藤先生の他にも地域の方々にご協力により、児童の活動をサポートしていただいていることがたくさんあるのが大きな特徴である。例えば、「学校応援団」という地域ボランティアの方々がおり、入学時の1年生の下校見守り、全校生の緑化活動における花壇の手入れや苗植えの指導、5年生のミシン学習でのお手伝い、夏季休業中に3日間実施する「寺子屋学習会」へのご協力など、学校と地域とのつながりの深い教育が継続されている。

Q:特別非常勤講師を採用したきっかけ(特別非常勤講師が必要となった背景や人材をどのように見つけたかなど)

A:町内の陸上教室において、児童の競技力向上を目指して毎年継続して指導に携わっていただいていた。4年連続箱根駅伝出場など、実績として申し分なく、本校PTA会長も務めていただいたこともあり採用に至った。

Q:特別非常勤講師を採用することで得られたよい効果など

A:
①児童も教員も一緒に陸上に関する専門的な知識と技術を学ぶことができる。
②児童の潜在的な能力を引き出す様々な運動があり、新たな才能を発見することができる。
③講師の人脈により新たなネットワークが広がり、様々な種目のスペシャリストの指導に触れる機会をいただける。
④陸上練習までの準備や場の設定など、教員の負担軽減につながり、個に応じたサポートも手厚くなる。

Q:今後、特別非常勤講師に期待する役割など

A:地元の児童生徒に対して、運動の楽しさを広めることはもちろんのこと、他校児童との交流の場や一流アスリートとの出会いの場を通して、競技力の向上のために様々な機会を設定していただき、さらには生涯スポーツへと繋げていく役割を是非ともお願いしたい。