熊本県 学校法人加寿美学園 熊本中央高等学校 守田将人 先生

学校法人加寿美学園 熊本中央高等学校 勤務
守田将人 先生 高等学校教諭特別免許状 「看護」

プロフィール

学歴
2007年3月 学校法人加寿美学園 熊本中央高等学校看護学科看護専攻科 卒業
2018年10月 放送大学 教養学 教養学科 生活と福祉コース編入学
2021年9月 放送大学 教養学 教養学科 生活と福祉コース 学士(教養)取得
 
職歴
2007年4月 医療法人協和会 協立病院 入職
2012年3月 医療法人協和会 協立病院 退職
2012年4月 医療法人財団聖十字会 西日本病院 入職
2019年3月 医療法人財団聖十字会 西日本病院 退職

現職における役職や役割

解剖生理 成人看護学 クラス担任 写真部顧問

特別免許状の授与を受けて勤務されている先生より

Q:教師を目指したきっかけや理由

A:看護師として臨床ではたらき、後輩の教育や実習生の指導を行うことで教育へのやりがいを感じました。そして、経験を積んでいく中で学生時代に頂いた指導が今の自分を築いてくれていると実感し、頂いたものを母校の後輩へ還していきたいと思うようになりました。

Q:実際に教師として勤務してみての感想・やりがいや、採用前のイメージとの変化

A:最初は、臨床の時と同じように伝わりやすさを考えながら高校生へ授業を行ったが上手くいきませんでした。後輩や専攻科生への指導は、相手にある程度の知識があり、学ぶ姿勢が整っているので、伝わりやすかったのだと正直感じました。今も上手くいかないことも多いが、ふとした時に「先生はやっぱり看護師ですね」と言われたときに、生徒に看護を感じてもらえたかなという実感がやりがいに繋がっています。

Q:前職の経験が生きていると感じるところ

A:特定の領域に固定されず、一般病棟や回復リハビリテーション病棟など、患者さんがどのように経過していくのかを一通り経験することが出来たので、病院実習では経験を活かし各病棟の特色を自分の経験談を交えて生徒へ伝えることができています。
授業では、疾患が患者さんへ与える影響や病院内での様子などを経験談とともに伝えられることに生かされていると思います。

Q:これから特別免許状の授与を受け、教師として勤務することを目指している方々への助言やメッセージ

A:現場での実践経験は、授業や実習で具体的な表現として生かされると思います。また、生徒へ看護を伝えることは、自分にも返ってくることが多いです。そして、現場の時とは違う視点から看護について考えるきっかけとなり自分の成長にもつながると思っています。
私は、母校で教鞭をとっているので卒業生として生徒に寄り添えることが強みになると思っているので教育に関心のある方は一歩を踏み込んでほしいです。

特別免許状を授与された先生の授業を受けた生徒より

生徒A

Q:現在の学年、または御職業

A:看護学科 看護専攻科 2年生

Q:その先生との当時のかかわり(クラス担任、教科担任、生徒(進路)指導、部活動顧問など)

A:クラス担任(高校3年間)

Q:その先生に対して持っているイメージや、「他の先生とここが違う」と感じたことなど

A:文化祭の準備から一緒に手伝ってくださり、クラス皆を盛り上げて、クラスの雰囲気を良くしてくださる優しい先生。先生自身も看護の勉強に励んでいる為先生の背中をみて、私も勉強を頑張りたいと思えた。

Q:その先生についての印象的なエピソードや印象に残った言葉など

A:困った時はいつでも相談を受けてくださり生徒思いで優しかった。また、テストでいい点数が取れた時は褒めてくださるので、私自身の自信につながった。クラスの環境もよく、面白くて楽しかった。

特別免許状を授与された先生の勤務先の先生より

Q:貴校における教育の特徴やアピールポイントなど

A:社会に貢献できる人材を育成するため、一人ひとりに寄り添う個別指導に力を入れています。定期的な個人面談に加え、資格取得や進学、面接指導も充実しています。考える力をのばす授業を心がけ、個性や能力が違う仲間同士で試行錯誤し、行動につなげるプロセスを大事にしています。

Q:特別免許状を授与された教師の採用に当たって期待したこと

A:本校の卒業生でもあり、看護の男性教師が少ないので、男子生徒への対応や生徒の気持ちを理解し、本校の看護学科の新しい風になってくれる。

Q:特別免許状を授与された教師を採用することで変化したことや得られた成果など

A:臨床の経験の中で学んだ知識や技術が教科書には掲載されていないもの等あるので最先端の情報が発信され、周囲の教師にも刺激になっている。またそれは学級経営にも生かされている。

Q:今後、特別免許状制度や特別免許状を授与された教師に期待すること

A:様々な経験のなかでの知識やスキル等を生徒たちに伝え、体系的な学びを教えて欲しい。
生徒が卒業後の未来像を描くことのできるよう見本になって欲しい

都道府県教育委員会の方より

Q:貴教育委員会において、特別免許状の授与に当たっての特徴や力を入れているところなど

A:特別免許状の申請を希望する方にとって分かりやすいようホームページを改修するとともに、学校関係者に対し、授与基準に該当すると思われる方へ積極的な働きかけをお願いする等、授与数増加のための取り組みを行っている。

Q:今後、特別免許状制度や特別免許状を授与された教師に期待すること

A:学校現場以外で得られた知識、経験を活かし、学校現場の多様化への対応や活性化が図られることを期待している。