徳島県立城東高等学校 勤務
黒川 粧子 先生 高等学校教諭特別免許状 「英語」
愛知学院大学商学部商学科在籍中に1年間休学し、University of British Columbia (カナダ)に約1年間語学留学。帰国後に大学を卒業し、JAL(日本航空)のグランドスタッフとして1年間勤務した後、ノースウエスト航空(現・デルタ航空)の機内通訳兼客室乗務員として11年間勤務。結婚後は、夫の仕事の関係で、日本とアメリカを往復する生活を送った後、出産後は、文部科学省・外務省支援 ロサンゼルス補習授業校 あさひ学園(毎週土曜日開校)及びカリフォルニア州ロサンゼルス市公立小中一貫校Ocean Charter School(平日開校)の教員として勤務。American College of Education(アメリカ)にて教育学修士課程及びHarvard University Online (アメリカ) Beethoven’s 9th Symphony and the 19th Century Orchestraコース修了。
日本商工会議所 日商簿記検定2級、全国商業高等学校協会 全商簿記検定1級、全国商業高等学校協会 全商英語検定1級、ラクロス全日本大学選手権大会出場、公益財団法人 日本英語検定協会 実用英語技能検定1級、TOEIC895点、公益財団法人 日本バスケットボール協会 E級審判、防災士資格。
〔1年目〕第1学年クラス副担任、国際交流課員並びに進路課員、
英語コミュニケーションⅠ・論理・表現Ⅰの授業を担当、女子バスケットボール部副顧問
〔2年目〕第2学年クラス副担任、国際交流課員並びにキャリア探究課員、
英語コミュニケーションⅡ・論理・表現Ⅱの授業担当、女子バスケットボール部副顧問
〔今年度〕第3学年クラス正担任、国際交流課員並びに環境・防災課員、
英語コミュニケーションⅢ・論理・表現Ⅲの授業担当、女子バスケットボール部正顧問、
A:高校や大学、大学院時代に学ばせていただいた英語力や教育における専門知識、これまでの社会経験を通して身に付いた国際教養や社会性を活用し、生徒の語学習得への関心向上とキャリア形成に尽力したいと思ったからです。
また、徳島教育大綱・徳島県教育振興計画基本方針には「個性と国際性に富み、夢と志あふれる「人財」の育成」と示されており、果敢に挑戦する人財や新たな価値を共創する人財、地域のために行動する人財、という具体像に心から感銘を受け、自身がそうでありたいと自己研鑽を重ねながら、次世代を担う生徒をそのような人財に育てることに使命感とやりがいを感じたからです。
A:客室乗務員として勤務していた頃は国際線乗務が専門でしたので、1泊3日の勤務の後4日休み、というスケジュールで勤務し、休みの日に時差ボケを解消したり、体のメンテナンスをしたりして過ごしました。現在は、早寝早起きを実践し、健康的で規則正しい生活を送るよう心がけています。前職では、国内外のお客様を対象に接客業務や保安業務を行っておりましたが、現在は、未来ある生徒を前にして襟を正し、良い模範となりながら教科指導や進路指導、部活指導に貢献する日々です。個性豊かな生徒たちの揺れ動く心に寄り添い、励ましたり前向きになれる言葉を掛けたりすることで、少しでも自尊心や自己肯定感を高めてもらえるよう努力しています。毎日、元気に頑張って学校へ登校する生徒の姿を見ると、「今日も偉いね!」という気持ちになります。学校生活の中で、生徒同士や教員と時間を共有することで、幸せや居心地の良さを感じてもらい、生きることへの希望や素晴らしさを実感してもらえるようこれからも日々精進させていただきたいと思います。
A:現在、3年生の担任をさせていただいておりますが、進路指導の際には自分のこれまでの社会経験を生かし、ビジネスマナーや国際教養を含めて指導が出来ています。高校生の時点からそのようなマナーを身につけることで、面接対策になったり、対人コミュニケーションを養ったりすることができるため、これからも進んで指導にあたりたいと考えています。
また、客室乗務員を目指す生徒にも、職業観や今、どのような経験や学習が必要かをアドバイスすることができています。
A:あらゆる業界での社会経験は、未知の世界に果敢に挑戦するこれからの世代の育成に大きなメリットをもたらしてくれると考えています。生徒が進路決定に迷いを感じた時、社会経験のある先生からのアドバイスは、生徒の視野を広げ、キャリア形成に役立つことと思います。これからは、益々多様性が認識される社会になると予想されるため、目指すキャリアがあれば、高校卒業後の道も多様なスタイルがあって良いと思います。その背中をそっと押してあげられるよう、社会経験を持たれる先生方のお力やアドバイスが支えとなると考えています。
A:徳島市中心部に位置する創立122年目の全日制普通科高校で、大半の生徒が4年制大学へ進学。各学年7学級。全校生徒数829名。2年生から「文系コース」「理系コース」「数理コース」に分かれて学習。文武両道を大切にしており全国大会へ出場する部活動が多数。
A:多様な学習ニーズに対応した柔軟で質の高い学びの実現(多様性への対応)に取り組むことが必要となる中、特色ある教育活動の実践・展開に向けて、民間企業等での勤務経験など多様なバックグラウンドを有する若手人材の活用を進めていただきたい。
A:英語教員として採用3年目であるものの、今年度は第3学年の学級担任を務めており、新課程入試への対応をはじめ、生徒一人一人に寄り添った学習指導・進路指導に前向きに取り組んでくれている。
A:少子化や価値観の多様化など社会の急激な変化が進む中、各教員には、教科指導をはじめ生徒や保護者への対応などの多様な業務に「チームで対応する力」を身に付けてほしい。
A:特徴としては、「英語」「家庭」「音楽」「美術」など10以上の科目で、民間企業等の経験により専門的な知識や技能を有し、教員採用審査で名簿登載された者に特別免許状を授与している。また、専門性をいかした多様な職種から、志願してもらえるよう教員採用審査の広報などに力を入れている。
A:教員採用審査の志願者が減ってきているなか、教員免許を有していなくても採用することができるので、教員確保につながっている。
A:専門性や自身の経験をいかした指導を行い、学校における教育の質の向上や、多様なニーズを持つ生徒に対応してほしい。