筑波大学附属視覚特別支援学校高等部 勤務
岸本圭司 先生 特別支援学校教諭特別免許状 「自立教科(理学療法)」
大学卒業後、一般企業(科学機器メーカー)に入職。研究職に就き、その後退職し理学療法養成学校へ入学。免許取得後、一般医療法人の総合病院と大学附属病院の臨床現場おいて理学療法士として経験した。令和4年度に附属病院から附属学校へ異動となり現在に至る。
高等部専攻科理学療法科の一般教員として、義肢装具学などの教科を担当している。
A:職場内で附属病院から附属学校への異動を募集された際、今後より経験を活かせる職種と判断し自ら志願した。
A:医療から教育として突然変わったので、3年目にしても慣れないところが多々ある。
A:実際の医療現場の経験を情報として学生に詳しく説明できるところ。
A:教員は教科書の情報をそのまま学生にわかりやすく教える、ということだけでは不足していると思います。教科書のみでは足らなく、学生に伝えるべき物事が実際の現場では多々あります。与えていただいた特別免許を活かし、学生にわかりやすくいかに伝えられるか、ということを私の課題として現在楽しく取り組んでおります。あわせて、臨床現場からは離れてしまいましたが、今後は教育に提供できる臨床経験を継続していくにはどうすればよいか考えております。
A:筑波大学附属視覚特別支援学校高等部専攻科理学療法科2年
A:クラスの副担任および教科担当
A:実務経験が長く臨床に関する知識が豊富であり、現場での体験や臨床においての技術をわかりやすく話してくれるところ。
A:プレゼン形式の説明が苦手な自分に対してて今後のために「しっかりプレゼンができるようになろう」と具体的なアドバイスをくれた。
教科書だけでは学ぶことのできない内容を授業内で話してくださった。
実際に臨床で働く際のことを踏まえて、普段の生活スタイルに関しても指導してくださった。
A:視覚障害者の就労支援として、3年間のカリキュラムで理学療法士の国家資格の取得を目指します。各生徒の視機能に応じた支援、少人数での実技指導、実習先との連携をとりながらの実習支援など総合的に支援致します。
A:リハビリテーションの最前線で理学療法士として勤務されていた経験、知識を生徒たちに広く還元してくださること。
A:生徒にとっては、教科書だけではわからない実際の臨床現場の話を聞けるという点は以前と大きく変化した点であると思います。
また周囲の教員としても、特別免許状を授与された教員が生徒に対し長く臨床現場におられた理学療法士としての視点から指摘されている姿が、いい刺激になっていると感じます。
A:
1 各分野で専門的な知識、経験を持たれた方が教育現場でそれらを生徒に還元していただければと思います。
2 教育現場界の基準やルールについて、一般社会(企業や医療など)の方から見ると違和感がある点もあるかと思います。どちらが正しいということではありませんが、まだ教育の現場に染まっていない方からの別の視点からの意見を積極的に提案していただければと思います。