各高等学校の特色化・魅力化

概要

 高等学校は,義務教育機関ではないものの,既に進学率が約 99%に達し,今日では中学校を卒業したほぼ全ての生徒が進学する教育機関となっています。それゆえ,高等学校には多様な入学動機や進路希望,学習経験,言語環境など,様々な背景を持つ生徒が在籍していることから,義務教育において育成された資質・能力を更に発展させながら,生徒の多様な能力・適性,興味・関心等に応じた学びを実現することが必要です。
 また,高校生の現状の一つとして,学校生活への満足度や学習意欲が中学校段階に比べて低下しており,高等学校における教育活動を,高校生を中心に据えることを改めて確認し,その学習意欲を喚起し,可能性及び能力を最大限に伸長するためのものへと転換することが急務です。
 さらに,高校教育を取り巻く状況をみると,産業構造や社会システムが「非連続的」とも言えるほどに急激に変化しており,少子化の進行によって,高等学校としての教育的機能の維持が困難となっている地域・学校も生じているなど社会経済の有り様を踏まえた高等学校の在り方の検討が必要です。高等学校は初等中等教育段階最後の教育機関として,高等教育機関や実社会との接続機能を果たすことが求められており,生徒一人一人が自分の価値を認識するとともに、相手の価値を尊重し,多様な人々と協働しながら、豊かな人生を切りひらき、持続可能な社会の創り手となることを後押しするために,「生徒を主語にした」高等学校教育を実現するべく,全ての高等学校における特色・魅力ある教育の実現が求められています。

「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号) ※リンク
新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ(審議まとめ) ※リンク

特色化・魅力化に向けた主な方策

 ①各高等学校の存在意義・社会的役割等の明確化(スクール・ミッションの再定義)
  各高等学校が育成を目指す資質・能力を明確にする前提として,各高等学校の設置者が,各学校やその立地する自治体等の関係者と連携しつつ,在籍する生徒の状況や意向,
 期待に加え,各学校の歴史や伝統,現在の社会や地域の実情を踏まえて,また,20 年後・30 年後の社会像・地域像を見据えて,各高等学校の存在意義や各高等学校に期待され
 ている社会的役割,目指すべき高等学校像をスクール・ミッションとして再定義

 ②各高等学校の入口から出口までの教育活動の指針(スクール・ポリシー)の策定
  高等学校教育の入口から出口までの教育活動を一貫した体系的なものに再構成するとともに,教育活動の継続性を担保するために,「育成を目指す資質・能力に関する方針」
 「教育課程の編成及び実施に関する方針」「入学者の受入れに関する方針」を全ての高等学校において策定・公表

 ③普通科改革
  各高等学校の特色化・魅力化の検討状況に応じて,各設置者の判断により,「普通教育を主とする学科」として,令和4年度から学際的な学びや地域社会に関する学びに重点的 
 に取り組む学科の設置を可能化

特色・魅力ある高等学校教育の事例

  地域との協働により特色・魅力ある教育を実現している例

   ▶岩手県立大槌高等学校(PDF:771KB)
  
   ▶長崎県立松浦高等学校(PDF:754KB)


  グローバルな視点で特色・魅力ある教育を実現している例

   ▶後日公開予定

参考資料

Get ADOBE READER

PDF形式のファイルを御覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要な場合があります。
Adobe Acrobat Readerは開発元のWebページにて、無償でダウンロード可能です。

(初等中等教育局参事官(高等学校担当)付)