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2 習熟度別・少人数指導について

1.習熟度別・少人数指導項目について

 習熟度別・少人数指導項目への回答分布については、国語について習熟度別・少人数指導を行った学校の割合よりも、算数/数学について習熟度別・少人数指導を行った学校の割合の方が高い。また、習熟度別・少人数指導の中においても、習熟の早いグループに対する発展的指導を行った学校の割合よりも、習熟の遅いグループに対する少人数指導を行った学校の割合が高い。

(1)習熟度別・少人数指導に関する質問項目の設定

 平成19年度全国学力・学習状況調査(以下「調査」という。)においては、各学校における個に応じた指導の実施状況及び教科に関する調査結果との関係等を把握・分析するため、小学校及び中学校に対する学校質問紙調査において、

  • 国語の授業において、習熟の遅いグループに対して少人数による指導や個別指導を行い、習得できるようにしたか:小学校質問紙(44)、中学校質問紙(46)
  • 国語の授業において、習熟の早いグループに対して発展的な内容の指導を行ったか:小学校質問紙(45)、中学校質問紙(47)
  • 算数/数学の授業において、習熟の遅いグループに対して少人数による指導や個別指導を行い、習得できるようにしたか:小学校質問紙(47)、中学校質問紙(49)
  • 算数/数学の授業において、習熟の早いグループに対して発展的な内容の指導を行ったか:小学校質問紙(48)、中学校質問紙(50)

についての質問項目を設定した(以下、「習熟度別・少人数指導質問項目」という。)。これらの質問項目に関して、多くの時間で行った/どちらかといえば行った/あまり行っていない/全く行っていない、の4つの選択肢を設けて回答してもらった。なお、上記の質問項目の指導方法を、「習熟度別・少人数指導」と記述する。

(2)習熟度別・少人数指導質問項目への回答分布

 調査の対象となった全ての学校における習熟度別・少人数指導質問項目への回答分布は、表1と表2のとおりとなっている。その回答分布を見ると、小学校及び中学校の両学校種において、国語について習熟度別・少人数指導を行った(多くの時間で行った/どちらかといえば行った)学校の割合よりも、算数/数学について習熟度別・少人数指導を行った学校の割合の方が高い。また、習熟度別・少人数指導の中においても、習熟の早いグループに対する発展的な内容の指導を行った学校の割合よりも、習熟の遅いグループに対する少人数指導を行った学校の割合が高い。

 このことについては、算数/数学は習熟度別・少人数指導の効果が高い教科であると考えられていること、習熟の遅いグループに対する少人数指導の方がより重視されていることによるものと考えられる。

表1 習熟度別・少人数指導質問項目への回答分布の単純集計(小学校)

  (44)国語 少人数 (45)国語 発展的 (47)算数 少人数 (48)算数 発展的
1.多くの時間で行った 1,830 8.3パーセント 614 2.8パーセント 8,733 39.5パーセント 4,028 18.2パーセント
2.どちらかといえば行った 6,340 28.7パーセント 4,688 21.2パーセント 9,070 41.0パーセント 9,237 41.8パーセント
3.あまり行っていない 6,615 29.9パーセント 9,238 41.8パーセント 2,382 10.8パーセント 6,330 28.6パーセント
4.全く行っていない 7,292 33.0パーセント 7,535 34.1パーセント 1,892 8.6パーセント 2,482 11.2パーセント
無回答 28 0.1パーセント 30 0.1パーセント 28 0.1パーセント 28 0.1パーセント
全体 22,105 100.0パーセント 22,105 100.0パーセント 22,105 100.0パーセント 22,105 100.0パーセント

表2 習熟度別・少人数指導質問項目への回答分布の単純集計(中学校)

  (46)国語 少人数 (47)国語 発展的 (49)数学 少人数 (50)数学 発展的
1.多くの時間で行った 902 8.4パーセント 480 4.5パーセント 3,942 36.7パーセント 2,357 22.0パーセント
2.どちらかといえば行った 2,685 25.0パーセント 2,517 23.5パーセント 3,832 35.7パーセント 3,923 36.6パーセント
3.あまり行っていない 2,937 27.4パーセント 3,798 35.4パーセント 1,420 13.2パーセント 2,779 25.9パーセント
4.全く行っていない 4,180 39.0パーセント 3,910 36.4パーセント 1,510 14.1パーセント 1,646 15.3パーセント
無回答 26 0.2パーセント 25 0.2パーセント 26 0.2パーセント 25 0.2パーセント
全体 10,730 100.0パーセント 10,730 100.0パーセント 10,730 100.0パーセント 10,730 100.0パーセント

2.習熟度別・少人数指導と学校規模

 習熟度別・少人数指導は、各教科等の授業において、例えば、1つの学級を習熟度別に2つのグループに分けたり、2つの学級を3つのグループに分けて少人数で授業を行う授業形態・方法である。
 習熟度別・少人数指導は、1つのグループを少人数にして指導を行うことにより、児童生徒一人一人に対してきめの細かい指導を行うことが可能となり、そのことによって指導の効果を高めることをねらいとして実施するものである。したがって、習熟度別・少人数指導の効果をより高めるためには、もともとある程度の規模の学校において実施することが有効と考えられる。
 また、学校単位の集計量のばらつきは、学校内の児童生徒数の影響を受けることを考慮することが必要である。例えば、図1は、小学校国語Aの解答児童数と平均正答数で小学校をプロットしたものである。これによると、学校における解答児童数が少ないほど、学校の平均正答数は個々の児童の正答数の影響を受けやすくなり、ばらつきが大きくなっている。このため、平均正答数が少ない、又は多い学校は解答児童数も少ない学校が多い。
 一方、小学校第6学年及び中学校第3学年が1学級で7人以下の学校であっても、2割から4割の学校が習熟の遅いグループに対して少人数指導を「多くの時間で行った」と回答しており、習熟度別・少人数指導の効果を分析するためには、このような小規模の学校の影響を考慮することが必要と考えられる。

図1 解答児童数と平均正答数(国語A)

 以上のように、習熟度別・少人数指導の効果を分析するに当たっては、学校規模を考慮した分析が適切であることから、分析対象を小学校第6学年及び中学校第3学年の解答児童生徒数が21人以上の公立学校に限定し、本分析における「集計対象学校」とすることとした。

3.習熟度別・少人数指導と平均正答数

 多くの時間で習熟の遅いグループに対する少人数指導や習熟の早いグループに対する発展的指導を行った学校の方が、少人数指導や発展的指導を行っていない学校より、学校の平均正答数はやや高い傾向が見られる。

(1)分析手法

 習熟度別・少人数指導の効果を分析するため、学校の平均正答数を習熟度別・少人数指導質問項目への回答別に算出して比較を行った。

(2)分析結果

 集計結果は表3及び表4のとおりであり、習熟の遅いグループに対する少人数指導を「多くの時間で行った」学校(以下「多くの時間で少人数指導を行った学校」という。)と、「全く行っていない」又は「あまり行っていない」学校(以下「少人数指導を行っていない学校」という。)との間で平均正答数を比較すると、多くの時間で少人数指導を行った学校の方が少人数指導を行っていない学校より、学校の平均正答数はやや高い傾向が見られる。また、習熟の早いグループに対して発展的な内容の指導を「多くの時間で行った」学校(以下「多くの時間で発展的指導を行った学校」という。)についても、「全く行っていない」又は「あまり行っていない」学校(以下「発展的指導を行っていない学校」という。)よりも平均正答数がやや高くなる傾向が見られる。

表3 習熟の遅いグループに対する少人数指導と平均正答数

小学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
国語A 14.73 14.67 14.66 14.67
国語B 6.23 6.16 6.17 6.20
算数A 15.62 15.53 15.46 15.53
算数B 8.83 8.78 8.75 8.81

中学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
国語A 30.33 30.29 30.22 30.23
国語B 7.20 7.20 7.18 7.17
数学A 26.02 25.80 25.64 25.83
数学B 10.33 10.21 10.19 10.23

表4 習熟の早いグループに対する発展的指導と平均正答数

小学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
国語A 14.88 14.76 14.65 14.65
国語B 6.39 6.25 6.15 6.17
算数A 15.72 15.60 15.43 15.43
算数B 8.94 8.82 8.69 8.72

中学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
国語A 30.52 30.35 30.19 30.22
国語B 7.31 7.24 7.16 7.16
数学A 26.23 25.95 25.53 25.69
数学B 10.43 10.30 10.10 10.16

4.習熟度別・少人数指導と学力層

 今回の調査結果においては、習熟の遅いグループに対する少人数指導を多くの時間で行った学校ほど学力層Dの児童生徒の割合の少ない学校が多い傾向が見られ、習熟の遅いグループに対する少人数指導が児童生徒の学力の底上げと関連があると考えられる。
 また、習熟の早いグループに対する発展的指導を多くの時間で行った学校ほど、発展的指導を行っていない学校よりも学力層Aの児童生徒の割合の多い学校が多い傾向が見られ、習熟の早いグループに対する発展的指導が児童生徒の学力を伸ばすことと関連があると考えられる。

(1)分析手法

 習熟度別・少人数指導の効果として、習熟の遅いグループの児童生徒の学力を底上げする効果があると考えられる。また、習熟の早いグループの児童生徒の学力を伸ばす効果があると考えられる。このことを踏まえて習熟度別・少人数指導の効果を分析するため、児童生徒を4つの学力層に分けて、習熟度別・少人数指導を実施した学校とそうでない学校とにおいて、学力層別の児童生徒の割合の状況を分析することとした。
 具体的には、集計対象学校における正答数分布のヒストグラム(図2)において児童生徒の学力層を四分位により分類し、正答数の多い層から学力層A、B、C、Dとした。その上で、学校における学力層Dの割合が集計対象学校全体における学力層Dの割合を下回っている学校の比率を習熟の遅いグループに対する少人数指導の有無別に求めた。
 同様に、学校における学力層Aの割合が集計対象学校全体における学力層Aの割合を上回っている学校の比率を、習熟の早いグループに対する発展的指導の有無別に求めた。
 なお、集計対象学校全体における学力層Dと学力層Aの児童生徒の割合は、表5のとおりである。

図2 集計対象小学校における国語Aの正答数分布

表5 学力層Dと学力層Aの割合
集計対象小学校

  学力層D 学力層A
国語A 17.39パーセント 28.26パーセント
国語B 17.23パーセント 37.87パーセント
算数A 22.13パーセント 37.59パーセント
算数B 22.18パーセント 33.58パーセント

集計対象中学校

  学力層D 学力層A
国語A 22.02パーセント 30.74パーセント
国語B 22.51パーセント 37.16パーセント
数学A 24.98パーセント 28.59パーセント
数学B 21.69パーセント 28.84パーセント

(2)分析結果

1習熟の遅いグループに対する少人数指導と学力層Dの割合の関係

 集計結果は表6のとおりであり、習熟の遅いグループに対して多くの時間で少人数指導を行った学校ほど、少人数指導を行っていない学校よりも学力層Dの児童生徒の割合が少ない学校が多い傾向が見られた。

表6 習熟度別・少人数指導と学力層Dの割合

小学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
国語A 58.08パーセント 53.31パーセント 52.81パーセント 52.82パーセント
国語B 55.30パーセント 51.64パーセント 52.66パーセント 53.46パーセント
算数A 56.05パーセント 51.65パーセント 49.56パーセント 51.71パーセント
算数B 53.17パーセント 50.65パーセント 49.18パーセント 51.71パーセント

中学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
国語A 57.18パーセント 55.10パーセント 55.30パーセント 54.58パーセント
国語B 60.94パーセント 56.80パーセント 55.06パーセント 54.55パーセント
数学A 57.62パーセント 53.12パーセント 49.19パーセント 52.44パーセント
数学B 59.82パーセント 54.61パーセント 53.26パーセント 52.36パーセント

 学校種別に見ると、小学校においては、国語A、算数Aで多くの時間で少人数指導を行った学校と少人数指導を行っていない学校の学力層Dの児童生徒の割合の差(約5ポイント)の方が、国語B、算数Bでの差(約2ポイント)より大きくなっている。一方、中学校においては、国語B、数学A、数学Bで多くの時間で少人数指導を行った学校と少人数指導を行っていない学校の学力層Dの児童生徒の割合の差(約6~8ポイント)の方が、国語Aでの差(約2ポイント)より大きくなっている。

2習熟の早いグループに対する発展的指導と学力層Aとの関係

 集計結果は表7のとおりであり、習熟の早いグループに対して多くの時間で発展的指導を行った学校ほど、発展的指導を行っていない学校よりも学力層Aの児童生徒の割合が多い学校が多い傾向が見られた。

表7 習熟度別・少人数指導と学力層Aの割合

小学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
国語A 54.55パーセント 49.92パーセント 44.19パーセント 44.27パーセント
国語B 53.41パーセント 46.86パーセント 43.90パーセント 45.33パーセント
算数A 51.86パーセント 46.88パーセント 40.48パーセント 40.97パーセント
算数B 50.18パーセント 45.45パーセント 39.51パーセント 41.11パーセント

中学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
国語A 51.74パーセント 51.66パーセント 46.89パーセント 46.71パーセント
国語B 54.78パーセント 53.27パーセント 47.95パーセント 48.42パーセント
数学A 50.16パーセント 46.32パーセント 41.21パーセント 43.88パーセント
数学B 52.46パーセント 47.97パーセント 42.01パーセント 45.47パーセント

 学校種別に見ると、小学校においては、国語A、算数Aで多くの時間で発展的指導を行った学校と発展的指導を行っていない学校の学力層Aの児童生徒の割合の差(約11~15ポイント)の方が、国語B、算数Bでの差(約6~10ポイント)より大きくなっている。一方、中学校においては、国語B、数学Bで多くの時間で発展的指導を行った学校と発展的指導を行っていない学校の学力層Aの児童生徒の割合の差の方が、国語A、数学Aでの差より大きくなっている。

3他の要因の影響に関する分析

 上記12については、地域差等の他の要因によることが考えられる。このことが地域差などの影響を考慮した場合でも認められるかどうかを確かめるため、

  • 学力層Dの児童生徒の割合が全国平均を下回ったかどうか
  • 学力層Aの児童生徒の割合が全国平均を上回ったかどうか

を基準変数とし、習熟度別・少人数指導質問項目(基準変数が学力層Dの場合は少人数指導、学力層Aの場合は発展的指導)の1項目に学級数、地域規模区分、就学援助の3つの項目を加えた4項目を説明変数としてロジスティック回帰分析(注)を行った(別表1・別表2)。
 この結果、一般に多くの指導を行ったという回答選択肢ほど係数が大きく、地域差などの影響を考慮した場合であっても、学力層Dの児童生徒の割合が全国平均を下回った学校の割合、学力層Aの児童生徒の割合が全国平均を上回った学校の割合が多いことが示された。

  • (注)ロジスティック回帰分析とは、生存/死亡、疾病の有無など、あり/なしの二値で表される現象を解析する方法である。本分析では、「学力層A(D)の割合が全国の割合を上回って(下回って)いる/いない」を明らかにしようとしている。別表1、2は、習熟度別少人数指導、学級数、地域規模区分、就学援助が、「学力層A(D)の割合が全国の割合を上回る(下回る)かどうか」に関係しているかどうかを分析した結果である。係数を見ると、習熟度別少人数指導を多くの時間で行っているほど係数が大きくなっている。すなわち、習熟度別少人数項目を多くの時間で行うほど、「学力層A(D)の割合が全国の割合を上回る(下回る)」確率が高くなることを示している。

(3)結論

 今回の調査結果においては、習熟の遅いグループに対する少人数指導を多くの時間で行った学校ほど、少人数指導を行っていない学校よりも学力層Dの児童生徒の割合が少ない学校が多い傾向が見られ、習熟の遅いグループに対する少人数指導が児童生徒の学力の底上げに関連があると考えられる。
 また、習熟の早いグループに対する発展的指導を多くの時間で行った学校ほど、発展的指導を行っていない学校よりも学力層Aの児童生徒の割合が多い学校が多い傾向が見られ、習熟の早いグループに対する発展的指導は児童生徒の学力を伸ばすことに関連があると考えられる。

5.習熟度別・少人数指導と学習に対する関心・意欲・態度

(1)分析手法

 習熟度別・少人数指導の質問項目に関連して、当該項目と児童生徒の学習に対する関心・意欲・態度に関する児童生徒質問紙調査項目との関係について分析を行った。具体的には、

  • 国語、算数/数学の勉強が好きか
  • 国語、算数/数学の勉強は大切と思うか
  • 国語、算数/数学の授業の内容はよく分かるか

という質問項目について、学校において「当てはまらない」又は「どちらかといえば、当てはまらない」と回答した児童生徒の割合が集計対象学校全体における割合を下回っている学校の比率を習熟度別・少人数指導質問項目への回答別に求めた。

(2)分析結果

 集計結果は表8・表9のとおりであり、習熟度別・少人数指導を行った学校では、習熟度別・少人数指導を行っていない学校よりも、

  • 国語、算数/数学の勉強が好きでない
  • 国語、算数/数学の勉強は大切と思わない
  • 授業の内容がよく分からない

といった児童生徒の割合が少ない学校が多い傾向が見られる。

表8 習熟度別・少人数指導と消極的態度の児童(小学校)
習熟の遅いグループに対する少人数指導

小学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
「国語の勉強が好きだ」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 51.89パーセント 50.87パーセント 49.47パーセント 49.08パーセント
「国語の勉強は大切だ」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 57.70パーセント 56.86パーセント 55.58パーセント 54.21パーセント
「国語の授業内容はよくわかる」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 55.93パーセント 53.83パーセント 51.50パーセント 50.88パーセント
「算数の勉強が好きだ」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 56.46パーセント 48.19パーセント 41.97パーセント 45.93パーセント
「算数の勉強は大切だ」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 57.20パーセント 54.10パーセント 51.51パーセント 53.75パーセント
「算数の授業内容はよくわかる」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 56.97パーセント 49.46パーセント 45.42パーセント 48.93パーセント

習熟の早いグループに対する発展的指導

小学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
「国語の勉強が好きだ」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 53.79パーセント 54.50パーセント 49.58パーセント 47.72パーセント
「国語の勉強は大切だ」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 60.23パーセント 60.81パーセント 55.27パーセント 53.13パーセント
「国語の授業内容はよくわかる」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 57.95パーセント 56.92パーセント 51.38パーセント 50.36パーセント
「算数の勉強が好きだ」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 60.74パーセント 51.74パーセント 44.80パーセント 44.03パーセント
「算数の勉強は大切だ」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 59.21パーセント 55.77パーセント 52.06パーセント 52.35パーセント
「算数の授業内容はよくわかる」を当てはまらないとした児童が少ない学校の割合 60.47パーセント 53.65パーセント 45.98パーセント 46.16パーセント

表9 習熟度別・少人数指導と消極的態度の生徒(中学校)
習熟の遅いグループに対する少人数指導

中学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
「国語の勉強が好きだ」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 52.83パーセント 52.37パーセント 49.12パーセント 49.43パーセント
「国語の勉強は大切だ」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 57.31パーセント 59.89パーセント 56.94パーセント 56.22パーセント
「国語の授業内容はよくわかる」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 56.13パーセント 56.08パーセント 51.23パーセント 51.08パーセント
「数学の勉強が好きだ」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 53.03パーセント 47.65パーセント 45.97パーセント 49.15パーセント
「数学の勉強は大切だ」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 58.95パーセント 52.65パーセント 49.88パーセント 52.40パーセント
「数学の授業内容はよくわかる」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 56.37パーセント 51.06パーセント 49.06パーセント 52.64パーセント

習熟の早いグループに対する発展的指導

中学校 多くの時間で行った どちらかといえば、行った あまり行っていない 全く行っていない
「国語の勉強が好きだ」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 57.39パーセント 54.31パーセント 48.71パーセント 48.73パーセント
「国語の勉強は大切だ」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 56.96パーセント 60.85パーセント 57.79パーセント 54.93パーセント
「国語の授業内容はよくわかる」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 59.13パーセント 55.87パーセント 51.58パーセント 51.06パーセント
「数学の勉強が好きだ」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 54.84パーセント 50.14パーセント 45.81パーセント 47.09パーセント
「数学の勉強は大切だ」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 59.45パーセント 55.15パーセント 51.40パーセント 51.25パーセント
「数学の授業内容はよくわかる」を当てはまらないとした生徒が少ない学校の割合 58.97パーセント 52.73パーセント 49.40パーセント 50.79パーセント

6.留意事項

 本分析は、平成19年度全国学力・学習状況調査の実施時点における児童生徒の学力や学校の状況について分析を行ったものであるが、習熟度別・少人数指導と学力の関係については、少人数指導の態様などの様々な要因に影響されると考えられること、また、より厳密に指導の効果を測定するためには、指導実施の前後における当該児童生徒の変化を見ることが有効であると考えられる。
 このため、習熟度別・少人数指導に関する分析については、本分析のみではなく、実地調査等を含む専門的な研究においてその効果を測っていくことも有効であると考えられる。

別表1 ロジスティック回帰分析結果(集計対象小学校)
基準変数:国語Aの学力層Dが全国の割合を下回っている、あるいは学力層Aが全国の割合を上回っている

説明変数 自由度 (44)少人数指導 (45)発展的指導
Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数
習熟度項目   3 7.71   12.96   35.65   35.07  
多くの時間で行った     0.204   0.279   0.397   0.432
どちらかといえば行った     0.023   0.040   0.222   0.236
あまり行っていない     マイナス0.005   0.008   マイナス0.005   0.022
全く行っていない     0.000   0.000   0.000   0.000
学級数 2   24.42     63.47  
地域規模区分 3   153.37     306.51  
(19)就学援助 5   658.04     529.20  

基準変数:国語Bの学力層Dが全国の割合を下回っている、あるいは学力層Aが全国の割合を上回っている

説明変数 自由度 (44)少人数指導 (45)発展的指導
Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数
習熟度項目   3 4.54   6.87   15.12   14.39  
多くの時間で行った     0.070   0.162   0.324   0.378
どちらかといえば行った     マイナス0.068   マイナス0.046   0.062   0.084
あまり行っていない     マイナス0.038   マイナス0.027   マイナス0.062   マイナス0.029
全く行っていない     0.000   0.000   0.000   0.000
学級数 2   48.55     146.94  
地域規模区分 3   337.03     605.89  
(19)就学援助 5   768.89     639.35  

基準変数:算数Aの学力層Dが全国の割合を下回っている、あるいは学力層Aが全国の割合を上回っている

説明変数 自由度 (47)少人数指導 (48)発展的指導
Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数
習熟度項目   3 36.07   45.19   109.89   90.02  
多くの時間で行った     0.167   0.221   0.433   0.409
どちらかといえば行った     マイナス0.007   0.024   0.238   0.220
あまり行っていない     マイナス0.093   マイナス0.070   マイナス0.020   マイナス0.011
全く行っていない     0.000   0.000   0.000   0.000
学級数 2   19.81     37.40  
地域規模区分 3   103.98     300.11  
(19)就学援助 5   530.18     430.22  

基準変数:算数Bの学力層Dが全国の割合を下回っている、あるいは学力層Aが全国の割合を上回っている

説明変数 自由度 (47)少人数指導 (48)発展的指導
Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数
習熟度項目   3 12.07   17.66   91.72   65.68  
多くの時間で行った     0.056   0.108   0.363   0.317
どちらかといえば行った     マイナス0.041   マイナス0.018   0.172   0.138
あまり行っていない     マイナス0.102   マイナス0.078   マイナス0.065   マイナス0.062
全く行っていない     0.000   0.000   0.000   0.000
学級数 2   61.68     153.65  
地域規模区分 3   225.95     474.37  
(19)就学援助 5   678.88     554.28  

別表2 ロジスティック回帰分析結果(集計対象中学校)
基準変数:国語Aの学力層Dが全国の割合を下回っている、あるいは学力層Aが全国の割合を上回っている

説明変数 自由度 (46)少人数指導 (47)発展的指導
Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数
習熟度項目   3 0.97   2.71   14.69   10.94  
多くの時間で行った     0.089   0.176   0.198   0.184
どちらかといえば行った     0.022   0.040   0.201   0.185
あまり行っていない     0.033   0.028   0.015   0.034
全く行っていない     0.000   0.000   0.000   0.000
学級数 2   2.91     4.95  
地域規模区分 3   100.63     126.88  
(21)就学援助 5   474.09     373.74  

基準変数:国語Bの学力層Dが全国の割合を下回っている、あるいは学力層Aが全国の割合を上回っている

説明変数 自由度 (46)少人数指導 (47)発展的指導
Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数
習熟度項目   3 7.24   11.48   16.56   10.76  
多くの時間で行った     0.253   0.344   0.239   0.208
どちらかといえば行った     0.088   0.100   0.197   0.172
あまり行っていない     0.023   0.010   マイナス0.008   0.005
全く行っていない     0.000   0.000   0.000   0.000
学級数 2   15.39     3.90  
地域規模区分 3   97.04     156.79  
(21)就学援助 5   622.52     542.02  

基準変数:数学Aの学力層Dが全国の割合を下回っている、あるいは学力層Aが全国の割合を上回っている

説明変数 自由度 (49)少人数指導 (50)発展的指導
Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数
習熟度項目   3 28.04   24.19   31.56   24.27  
多くの時間で行った     0.204   0.186   0.240   0.234
どちらかといえば行った     0.031   0.045   0.092   0.105
あまり行っていない     マイナス0.127   マイナス0.146   マイナス0.103   マイナス0.071
全く行っていない     0.000   0.000   0.000   0.000
学級数 2   9.50     22.36  
地域規模区分 3   103.22     197.79  
(21)就学援助 5   476.36     360.12  

基準変数:数学Bの学力層Dが全国の割合を下回っている、あるいは学力層Aが全国の割合を上回っている

説明変数 自由度 (49)少人数指導 (50)発展的指導
Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数 Wald カイ2乗 係数
習熟度項目   3 29.38   21.73   42.70   33.38  
多くの時間で行った     0.298   0.271   0.272   0.261
どちらかといえば行った     0.090   0.100   0.103   0.111
あまり行っていない     0.041   0.026   マイナス0.128   マイナス0.101
全く行っていない     0.000   0.000   0.000   0.000
学級数 2   17.02     7.87  
地域規模区分 3   99.05     211.52  
(21)就学援助 5   608.73     417.72  

-- 登録:平成21年以前 --