学校図書館

1．家庭、地域、学校における子どもの読書活動の推進、学校図書館の充実

○ 地域における家庭教育支援基盤形成事業
【21年度要求額：1,440,922千円】（20年度予算額：1,153,341千円）
　身近な地域において子育てサポーターリーダー等で構成する「家庭教育支援チーム」を設置し，情報や学習機会の提供，相談体制の充実をはじめとするきめ細かな家庭教育支援を行うことにより，地域全体で家庭教育を支えていく基盤の形成を促進する。

○ 家庭教育手帳の作成
【21年度要求額：76,000 千円】（20年度予算額：64,823千円）
　家庭の教育力の低下が指摘される中、乳幼児や小学生等を持つ各家庭への情報提供や家庭教育に関する学習機会等での活用を促すため、家庭における読み聞かせや読書の重要性について記述された家庭教育に関するヒント集（家庭教育手帳の原版）を全国の教育委員会等に提供する。

○ 子どもの生活習慣づくり支援事業
【21年度要求額：477,833千円】（新規事業）
　「子どもの生活リズム向上プロジェクト」における先進的な実践活動等についての調査研究成果をもとに、子どもの基本的生活習慣の定着を図る普及モデルの検証を行う。

○ 「子どもゆめ基金」事業
【21年度要求額：2,300,000千円】（20年度予算額：2,300,000千円）
　独立行政法人国立青少年教育振興機構に設置されている「子どもゆめ基金」により、民間団体が実施する主として地域レベルの読書活動等に助成金を交付。また、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるため、フォーラムを開催する。

2．子どもの読書活動の推進と学校図書館を充実させるための諸条件の整備・充実

○ 図書館機能を活用した「地域の知の拠点」づくり推進事業【参考1】（※下部参照）
【21年度要求額：110,898千円】（新規事業）
　地域の実情に応じた情報提供サービス充実のため、図書館未設置市町村などにおける図書館サービスの普及・定着のための仕組みづくりを実践するとともに、地域の司書有資格者の能力を活用する図書館支援活動を行うなど、図書館機能を活用した「地域の知の拠点」づくりを推進する。

○ 図書館司書等専門研修
【21年度要求額：11,846千円】（20年度予算額：12,951千円）
　図書館職員に求められる専門的な知識・技術の一層の向上を図るための体系的・計画的な研修を実施する。

○ 学校図書館の活性化推進総合事業【参考2】（※下部参照）
【21年度要求額：235,455千円】（新規事業）
　学校図書館に対する新たな要請に応えるため、学校図書館機能の活用高度化に向けた実践的な調査研究を行うとともに、学校を中核としつつ、家庭や地域と連携して、読書活動の推進を図る「子ども読書の街」を指定し、児童生徒の読書活動の確立に向けた総合的な取組を進める。

○ 司書教諭の養成講習
【21年度要求額：36,572千円】（20年度予算額：36,572千円）
　学校図書館を活用した教育活動や読書活動の推進の中核的な役割を果たす司書教諭の養成を図るため、大学等の教育機関に司書教諭講習を委嘱して実施する。

○ 学校図書館図書整備（地方財政措置）
　学校図書館における図書資料の計画的な整備を図るため、新たな「学校図書館図書整備5か年計画」を策定、平成19年度からの5年間で、更新冊数分の措置を含め総額約1,000億円、単年度約200億円の地方財政措置を予定。

※ 地方財政措置による公立図書館の蔵書の充実（地方財政措置）
図書、記録、視聴覚教育の資料その他必要な資料の購入等
地方財政措置
平成19年度単位費用積算基礎（需用費等）
都道府県（人口170万人規模） 52,166千円
市町村（人口10万人規模） 21,072千円

3．関係者の連携した取組、啓発広報の推進等

○ 子ども読書応援プロジェクト【参考3】（※下部参照）
【21年度要求額：488,485千円】（20年度予算額：151,725千円）
　子ども読書応援団推進事業として、ブックスタート運動の取組への支援、ボランティア等を派遣する「子ども読書応援団」の派遣、読書活動に関するボランティアリーダーの育成、青少年に対するオーサー・ビジット事業、子どもの読書意欲を向上させる取組に関する調査研究を実施する。
　また、地域の行政・図書館・公民館・学校・PTA・企業等のネットワークを形成し、子どもの読書活動の推進体制を整備するとともに、子ども読書情報ステーション事業としてWeb サイトを運営する。