コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)

平成28年度「地域とともにある学校づくり」推進フォーラム(山口会場)実施報告

1 目的

○学校が地域と一体となって子供たちを育む、地域とともにある学校づくりの充実方策について、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の効果的な取組の事例発表等を通して、 各地域における円滑かつ効果的な導入や取組の充実に資することを目的とする。
○山口県内全ての市町立小中学校がコミュニティ・スクールとして「やまぐち型地域連携教育」に取り組むことによる「地域とともにある学校づくり」や「学校を核とした地域づくり」に向けた成果を全国に発信し、全国的なコミュニティ・スクール推進気運の醸成を図るとともに、社会総がかりによる「地域教育力日本一」の実現をめざす。

2 主催

  文部科学省、山口県、山口県教育委員会

3 共催

  周南市、周南市教育委員会

4 後援

  山口県都市教育長会 山口県町教育長会

5 日時

  平成28年12月17日(土曜日)  9時30分~16時35分

6 会場

  周南市文化会館(周南市徳山5854−41)

7 参加者   

  学校関係者、地域関係者、行政関係者等

8 日程及び内容

 9時30分~10時30分  【開会行事】
   【主催者挨拶】【来賓挨拶】【開催地歓迎挨拶】【優良「地域協育ネット」等表彰】

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  河村 元文部科学大臣をはじめ、国会議員及び県会議員の皆様多数御臨席のもと、村岡山口県知事の主催者挨拶、木村周南市長の開催地歓迎挨拶で幕が開けました。
   「地域教育力日本一」を目指す山口県独自の取組「やまぐち型地域連携教育」に係る優良地域協育ネット等の表彰がありました。


 10時45分~12時00分  【行政説明】
   ・文部科学事務次官 前川  喜平
   ・山口県教育委員会

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  文部科学省からは、前川文部科学事務次官が国の最新の動向や文部科学省の施策について説明をしました。
  また、山口県教育委員会からは、「やまぐち型地域連携教育」について、これまで推進してきた施策や今後の方向性について説明がありました。


 12時45分~13時15分   【アトラクション】
   ・三作神楽  周南市立和田小・中学校  三作神楽保存会
 
13時30分~15時10分   【実践発表】
   ・山口県立宇部総合支援学校
   ・山口県立周防大島高等学校
   ・光市立浅江中学校
     ◇講評    文部科学省参与 貝ノ瀬  滋

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【山口県立宇部総合支援学校】
   「宇部総合支援学校の地域貢献に向けた取組〜コミュニティ・スクールの導入に向けて〜」と題して、石本正之校長から御発表がありました。
  地域と学校のニーズのマッチングを大切にした取組の紹介。総合支援学校へのコミュニティ・スクールの導入は、地域における障害についての一層の理解促進を図り、「共生社会の実現」につながるとの力強いメッセージが発信されました。

【山口県立周防大島高等学校】
  竹村教頭先生と周防大島が大好きな3年生の生徒さんお二人による「地域の課題に積極果敢に挑戦する学校づくり」と題した元気溢れる息がぴったりの発表。
  人口流出、人口減少という町の課題を自分たちの課題だととらえ、当事者として向き合うことはChanceであり、地域とともに課題に挑むことはChallengeである。このChallengeが自分たちそして地域を成長させ、Changeさせる。この3つの「Cha」を継続させる仕組みがコミュニティ・スクール。
  周防大島高等学校の考える幸せとは「好きな人と好きな所で好きなことをして暮らすこと」。高等学校でのコミュニティ・スクールの可能性を改めて感じた発表でした。

【光市立浅江中学校】
  「つながり日本一」をめざして〜「あさなえJネット」の歩みと、ふるさとASAEへの想い〜 と題し、これまでの取組、そして現在の取組を、生徒が中心となって紹介しました。
  コミュニティ・スクールを導入したことで、地域とのつながりがより強化され、地域貢献活動が充実している様子が伝わりました。発表には、卒業生や地域の方もかけつけ、それぞれの立場からの発表がありました。
  地域と協働して行う活動に、生徒が企画段階から参画することで、生徒と地域の方々に温かいつながりが生まれていることが伺えました。
   最後に、浅江を住みたい町「幸福感を抱ける町」にするための5つの提案が中学生から会場に伝えられました。


 15時25分~16時25分   【研究協議】
   ◇登壇者
      ・実践発表校代表者    ・学校運営協議会委員
      ・CSコーディネーター ・CSコンダクター
      ・CSマイスター            ・各教育委員会事務局  他
   ◇コーディネーター     文部科学省初等中等教育局参事官付  参事官補佐  廣田  貢

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  「コミュニティ・スクールの成果や課題、更なる充実に向けて」をテーマに、学校管理職、学校運営協議会委員、CSコーディネーター、CSコンダクター、CSマイスター、教育委員会事務局等、様々な立場から9名の登壇者による研究協議が行われました。
  コミュニティ・スクールのメリットは?教職員の意識を高めるための工夫は?地域の参画をうながす工夫は?の3つの視点で、フロアも巻き込みながら議論を深めていきました。
   持続可能な未来を創るために大切なこと。それは、分かち合うこと、育ち合うこと、積み重ねること、つなぐこと。学校、地域、保護者、行政がひとつになってVision(ビジョン)Mission(ミッション)Passion(パッション)Innovation(イノベーション)を持ち続けていこうとまとめられました。


  ・16時25分~16時35分  【閉会行事】

9 実践発表資料等

お問合せ先

初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付

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(初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付)

-- 登録:平成29年01月 --