コミュニティ・スクールや学校支援地域本部、学校関係者評価等について、先進的な取組を行う教育委員会等による取組事例の発表及び協議等を行うことにより、地域とともにある学校づくりを一層推進するため、8月3日(金曜日)に仙台国際センターにおいて「地域とともにある学校づくり」推進協議会を開催しました。協議会には、学校教職員や教育委員会関係者、地域住民の方など約200名にお集まりいただき、大変充実した協議会となりました。参加していただいた皆様、パネルディスカッションや分科会での事例発表にお力添えいただいた皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。 |
平成24年8月3日(金曜日) 午前10時30分~午後4時45分
仙台国際センター(仙台市青葉区青葉山無番地)
日本大学文理学部 教授 佐藤 晴雄 氏
○佐藤教授からは、これまでの調査から、学校と関わりが深い人ほど、学校にダメージを与えるような無理難題を申し出ることが少ないこと、地域と学校をつなぐ学校運営協議会を置くコミュニティ・スクール指定校では、校長や学校運営協議会委員のコミュニティ・スクールへの満足度が高いこと、学校支援地域本部とコミュニティ・スクールを併せて実施する学校の校長は成果認識が高いことなど、データに基づく知見が述べられました。
パネリスト
東京都三鷹市教育委員会 教育長 貝ノ瀨 滋 氏
京都市教育委員会 首席指導主事 西 孝一郎 氏
仙台市立六番丁小学校 校長 渡部 力 氏
○渡部校長からは、震災発生後に学校が多数の避難者を受け入れ、学校と地域の皆さんとの連携によってその運営が円滑に進められたこと、また、それは日頃からの連携のおかげであることなどが、西首席指導主事からは、コミュニティ・スクール等の取組において、関係者が当事者意識やゴール意識を共有することが大切であることなどが、貝ノ瀬教育長からは、いじめを引き起こさないためにも、地域の様々な方々が学校に出入りして教員と意見交換をすることの重要性と、そのための仕組みとして学校運営協議会が有効であることなどが述べられました。
本分科会では、コミュニティ・スクールの導入や更なる充実に向けた方策についてなど具体的な事例発表を交えながら、教育委員会担当者及び学校関係者約50名の方々と協議を行いました。協議では、学校運営協議会とPTAの効果的な連携の在り方や、学校運営協議会における人事に関する意見はマイナス面の意見ではないことなど、コミュニティ・スクールの効果的な運用の在り方などについて議論を深めました。
東京都三鷹市教育委員会 教育長 貝ノ瀨 滋 氏
柴田町立東船岡小学校 校長 今泉 良正 氏
柴田町立東船岡小学校 父母教師会会長 髙橋 大志氏
岩泉町立小本小学校校長 太田 勝浩氏
岩泉町立小本小学校大牛内分校 分校主任 中屋伸繁氏
本分科会では、学校評価を活用して学校改善を図る取組や保護者や地域住民等との連携協力による学校づくりをどのように推進していくかなど具体的な事例発表を交えながら、教育委員会担当者及び学校関係者約65名の方々と協議を行いました。協議では、学校評価において重要な重点目標については、子どもの実態を正確に把握する中で学校関係者や教員が協議して設定することが有効、また、学校評価結果を踏まえて地域連携を具体的に進めていくことは有効であることなどの意見が出されました。
京都市教育委員会 首席指導主事 西 孝一郎 氏
仙台市教育局 学校教育部 三塚 修 氏
東京都小平市教育委員会 生涯学習推進課 課長補佐 季高 一成 氏
東京都小平市立小平第二中学校 学校支援コーディネータ 布 昭子 氏
電話番号:03-5253-4111(代表)内線3705
ファクシミリ番号:03-6734-3727
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-- 登録:平成24年09月 --