学校名:千葉県習志野市立秋津小学校
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実践研究の内容 |
成果(○)と課題(●) |
学校と地域との連携 |
(1)保護者や地域住民が参画する学校運営の在り方 1.地域ニーズを学校運営に生かすシステムの構築・充実 -「地域学校協議会」の設置と機能(役割)の明確化・活動の充実- 【構成】 地域住民代表、保護者代表、学校職員代表 計20人 年間10回開催 【選任方法】 校長が地域の関係機関や団体の長に代表としての委員の選出を依頼地域全体を対象に公募(公募委員3名) 【役割】 ・学校運営の基本方針(教育目標・教育方針 等)について承認 ・学校と地域協働の推進事業の計画立案・承認・実行・評価 等(教育課程・教育活動支援参加・学校評価 等) ・学校運営・教育活動についての提言 2.学校教育活動の評価及び評価結果の説明・公表手法の研究 ・児童による自己評価の実施 ・保護者による「学校・担任への要望アンケート」及び学校評価の実施 ・地域学校協議会委員による外部評価としての学校評価及び自己評価の実施 ・教職員による内部評価としての学校評価(自己評価)の実施 (2)学社融合による教育活動の開発実践、学校教育・生涯学習の充実・活性化 1.教育活動推進システムの構築・充実活性化 ・学校と地域社会の融合(学社融合)による教育活動の充実に努め、共学・共育・共生を可能にする新たな教育活動の開発を図った。 (生涯学習サークル、学校支援ボランティア、高齢者等の地域住民及び近隣小中学校等) 【学習支援システム】【遊び支援システム】【環境支援システム】【安全支援システム】 2.学校支援ボランティアの募集と教育活動推進システムの拡充 ・秋津地域全戸に学校支援ボランティアの募集用紙を配布 ・秋津コミュニティ及び関係諸団体、生涯学習サークルとの授業開発 ・学社融合による授業の質的向上 ・地域の施設の有効活用(地域のテニスコートの活用 等) ・子どもが主体的に参加できる学校と地域の協働事業(行事)の充実 |
○地域学校協議会の機能を3つに整理して活動を具体化することができた。 ○権限としては、「承認」で特に支障はない。校長のリーダーシップの発揮を支援する役割を果たしている。 ○構成メンバーは、運営上、おおむね妥当である。 ○地域学校協議会の活動が、保護者・地域住民・各機関・団体に徐々に周知されつつある。 ○地域向け広報紙「地域のかぜ学校のかぜ」が充実してきた。 ●地域学校協議会の構成を検討し、各委員の役割を明確にする。 ●地域学校協議会委員の任期は、少なくとも2年は必要である。 ●地域学校協議会の活動について、より一層多様な方法を工夫し、広報活動の充実を図ることが必要である。 ○地域学校協議会で、評価項目、評価規準、内容・方法等について協議し作成したので、多角的な視点からの評価が実施できた。 ○保護者からの要望を共通認識し、できることはすぐにやり、その後の取り組みに生かせた。 ●評価項目、基準等の更なる検討・協議が必要 ●評価結果の公表の適切な在り方についての検討 ○学校支援ボランティアによる学校支援システムが整備され、教育活動推進システムに基づくいろいろな教育活動が活発に進められるようになった。 ○学社融合による協働活動・作業が充実し、児童・学校支援ボランティアともに、生き生きと活動し、学校と地域の学びの共同体としての学校づくりが進んでいる。 ○学校支援ボランティアとしての保護者の参加が増え、教育活動推進システムがより充実してきた。 ●学校支援ボランティアとの事前の打ち合わせ・活動時間の設定日時の工夫が必要である。 ●子どもの参加内容や方法、担任と学校支援ボランティアの役割分担等について、学校側と地域側との綿密な共通理解を図ることが必要である。 |
学校の裁量権の拡大に関する取り組み |
(1)校長の意向を尊重した教職員の人事 1.公募文書配布による一般教職員の募集 ・平成15年度末、習志野市内小中学校全教職員に習志野市教育委員会教育長と本校校長との連名で文書を配布し、公募を実施した。(これにより平成16年度2名配置) 2.非常勤講師の配置(1名) ・国際化推進コーディネーター(1人) 3.非常勤職員の配置(4名) ・学社融合推進コーディネーター(1人) ・IT推進コーディネーター(1人) ・環境支援コーディネーター(1人) ・学習支援コーディネーター(1人) (2)柔軟なカリキュラムの編成 1.新教科『人間だいすき「ふれあい科」』の研究開発 ・教科としての理念や特質の明確化 (目標、目指す子ども像、活動内容、活動方法等についての共通理解、実践・評価) ・子どもと保護者・地域住民が協働して行う活動の在り方 ・学年の発達に応じた、ふれ合う相手の選択及びカリキュラムの作成及び体系化 ・「共に生きる力」(特にかかわる力)が育つ評価の在り方 2.地域行事を学校行事に組み入れた教育課程 ・地域行事(秋津祭り)への参加を授業として位置づけ、教育的意義の深化を図る。 【ねらい】 1.郷土愛を育む。 2.地域行事への積極的な参加、地域の一員としての自覚・姿勢。 3.異年齢児童との交流、他の公共施設等とのふれあい・親睦。 |
○公募文書の配布という新しい手法の導入により、秋津小の研究に対する一般教職員の意識が高まった。(人材確保の手法の拡大) ○コーディネーターの配置は研究推進に有効であった。常時配置できるとよい。 ○総合的な学習の時間におけるALT・担当教師との連携、協力指導による英語活動の充実。 ○学社融合推進にかかわる事務処理がスピードアップした。 ○教育環境がより一層整備・充実してきた。 ●非常勤職員の配置にあたり、その職務に対する適性とお互いの条件を慎重に吟味することが重要。 ○『人間だいすき「ふれあい科」』の学習を通して、より多くのいろいろな人とふれあい、素晴らしい面にふれて感動したりコミュニケーション能力を高めたりすることができた。 ●地域の特色を考慮し発達段階に応じて、人間理解が深まり、一層人間が好きになるふれあいの相手の体系化やカリキュラム編成をさらに工夫する事が必要。 ○地域行事の「秋津まつり」を教育課程に位置づけて参加することにより、地域住民とのふれあいが深まり、地域の一員としての意識や姿勢を育むことができた。 ○全校児童・全教職員が参加したので、大変盛り上がり、地域住民に好評であった。 ●子どもがより主体的に参加できる内容・方法を工夫していく。 |
その他の取組み |
1.総合型地域スポーツクラブ(NBS=習志野ベイサイドスポーツクラブ)への参加 2.地域行事への児童の積極的な参加(ウォークラリー、ワンデイキャンプ、敬老会等) 3.公民館事業への児童の参加(生涯学習フェスティバル等) 4.地域の人材を生かした出前授業の構成 5.近隣の幼・保・小・中・高・大の各学校(園・所)との連携・融合 ・秋津幼稚園、香澄小学校3年生との交流(郷土学習) ・千葉県立津田沼高等学校(ダブルダッチ) |
○児童自らによる地域行事への参加が多くなり、地域の様々な人とふれあいコミュニケーションを深めることができた。 ○高校生との連携・融合で得た技術を休み時間等で生活化している姿を多く見ることができるようになった。 ●子どもたちが積極的に参加できる地域行事の奨励 ●他の学校(園・所)とのより価値ある連携・融合の在り方を探る。 |
-- 登録:平成23年11月 --