令和3年度「キャリア教育推進連携表彰(第10回)の受賞団体における取組の概要について

学校関係者と地域・社会や産業界の関係者が連携・協働してキャリア教育に取り組んでいる先進事例を表彰する「キャリア教育推進連携表彰」(文部科学省・経済産業省による共同実施)について、令和元年度、受賞された団体における取組の概要を取りまとめましたので、紹介いたします。

受賞団体による取組の概要

【最優秀賞】広島県立大崎海星高等学校魅力化プロジェクト

広島県の離島、大崎上島町にある本校は平成26年に統廃合の危機に直面し、自治体が県立高校を支援する「高校魅力化プロジェクト」を開始した。地域連携の中でも、特に書籍化した「島の仕事図鑑」、さらに「ひろしまの仕事図鑑」を中心とする産業界との連携によるキャリア教育は、地域と学校を確実に結び付けている。

連絡窓口

広島県立大崎海星高等学校
TEL: 0846-64-3535

【優秀賞】山田町と岩手県立山田高等学校との包括連携協定締結の下における震災伝承ふるさと研究

キャリア形成には、歴史を振り返ること、現状の課題を考察することが重要と認識し、石碑から災害の教訓を学び、未来へ語り継ぐ「碑の記憶」を実践している。また、山田町と締結した包括連携協定の下、互いの教育リソースを活用し、震災で壊滅的な被害を受けた町の復興過程における課題発見・解決に向けた探究を続けている。

連絡口

岩手県立山田高等学校
TEL:0193-82-2637

【優秀賞】新川創生プロジェクト「地域に残り、地域を支える若者の育成」

新川高校が取り組んできた「キャリア教育」を、大学・行政・産業界が連携・協働する地域課題解決型キャリア教育「地域に残り、地域を支える若者の育成」として体系化し、生徒が自分の価値観を育て、地域の良さや課題を理解し、課題解決能力を身に付けるとともに、将来、生徒の地域定着につながるよう取り組んでいる。

連絡窓口

学校法人荒井学園
TEL:0765-24-2015

【優秀賞】伊東商業高校起業家精神育成プロジェクト「地域連携演習」

伊東商業高校は教育・行政・産業界と連携してキャリア教育に取り組んでいる。生徒たち各々が着目した地域課題の解決策を地元企業等との連携の中で考察したビジネスプランや「伊東市観光おもてなし特派員」の活動成果を伊東市長や市役所職員を対象とした発表会の場を設けアウトプットしている。

連絡窓口

静岡県立伊東商業高等学校
TEL:0557-48-7072

【優秀賞】延岡商工会議所及び延岡市

延岡商工会議所と延岡市が協働して「延岡市キャリア教育支援センター」を設置し、地域のすべての大人を「よのなか先生」として、働く喜びと苦労を市内の小中高校生に語り伝える活動(よのなか教室)に取り組んでいる。平成29年度から活動を開始し、延べ218回、21,071人の学生が参加している。

連絡窓口

延岡市役所 工業振興課
TEL:0982-22-7035

延岡市キャリア教育
TEL:080-4002-8167

【奨励賞】石巻地域連携推進コンソーシアム

地域人材を活用した協働的取組を通して地域理解学習や課題解決学習に取り組む。具体的には地域理解講座,課題探究フィールドワーク,SDGs地域課題研究等を実施している。この取り組みを通し,地域貢献意欲,自ら関わろうとする力,対話力・共感力・合意形成力を有する被災地復興の担い手を育成する。

連絡窓口

宮城県石巻西高等学校
TEL:0225-83-3311

【奨励賞】食杜北社

北杜市の山々で育まれた豊かな水や自然環境がもたらす「食と農」を活用し、地域の中小企業者と次世代を担う地元高校生が連携し、ビジネスにつなげることを通じて、地域の稼ぐ力を醸成することを目的とした、新商品開発プロジェクトで、SDGs11番目の開発目標である「住み続けられるまちづくり」を視野に入れた取り組みである。

連絡窓口

山梨県立北杜高等学校
TEL:0551-20-4025

【奨励賞】葛川小・中学校

KCLプロジェクトとは、児童・生徒の減少から学校を守るべく、子ども達が行っている地域を知ってもらい〈Know〉、来てもらい〈Come〉、住んでもらう〈Live〉取り組みである。小学1年~中学3年が段階的に実施し、9年間の連続したカリキュラムマネジメントの実現を目指している。

連絡窓口

大津市立葛川小学校
TEL:077-599-2154

お問合せ先

初等中等教育局児童生徒課

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