学校施設の防犯対策に係る点検・改善マニュアル作成の取組に関する調査研究 報告書 第2章 点検・改善マニュアルの調査分析3-4
3.点検・改善マニュアル作成のポイント
3‐5 点検・改善マニュアルの周知、見直し
キーポイント
- 点検・改善マニュアルの周知、情報の共有化
- 点検・改善マニュアルの見直し
3‐5‐1 点検・改善マニュアルの周知、情報の共有化
点検・改善マニュアルに基づく点検・改善の取組については、防犯訓練や年度の節目等に応じ学校関係者等に周知し、情報を共有化することが重要である。
- 防犯訓練等を活用して学校関係者へ周知することが有効である。
- 教職員の異動、PTA役員の交代時期等には確実な周知、引き継ぎを行う。
- 保護者、警察、地域住民等へマニュアルの内容を周知することも有効である。
- 教育委員会、近隣の学校との防犯対策に関する情報交換も有効である。
3‐5‐2 点検・改善マニュアルの見直し
点検・改善マニュアルは施設の状況等の変化や防犯訓練の結果等に応じ内容の見直しを行うことが重要である。
- 施設形態の変化(増築・解体等)に伴い防犯対策・点検項目の見直しを行う。
- 季節変化(樹木の枝葉形態等)に伴い防犯対策・点検項目の見直しを行う。
- 防犯訓練実施によりわかった改善点については点検項目の見直し行う。