学校施設の防犯対策に係る点検・改善マニュアル作成の取組に関する調査研究 報告書 第2章 点検・改善マニュアルの調査分析3-4
3.点検・改善マニュアル作成のポイント
3-4 改善措置の実施
キーポイント
3-4-1 防犯対策に係る問題点の改善方策の策定、実施
- (1)点検により抽出された問題点等はソフト面の対応を含めた改善方策を検討し、早急に実施することが重要である。
- (2)直ちに改善できないものについては、改善計画を策定するとともに、改善するまでの間、ソフト面での取組も含めた緊急・応急的な代替措置を講じることが重要である。
- (3)施設設備に関する改善方策については、学校レベルで実施可能な比較的軽微な修繕等による改善と、設置者レベルの新たな予算措置等を要する比較的規模の大きな改修等の改善が考えられ、実施に当たっては、内容により、学校及び設置者各々の役割等に応じ、具体的な改善計画を策定することが重要である。
- (4)防犯対策を着実に進める上で、耐震改修等様々な施設整備の機会を捉えて対応することが重要である。
参考事例
- 改善が必要な対策について緊急改善、第二次改善、第三次改善計画を策定し段階別対応を図っている。(群馬大学附属小学校:P.25参照)
- 防犯カメラによる監視ができない部分について嘱託用務職員による巡視を実施している(武蔵野市立境南小学校:p.8参照)
