奈良県 川上(かわかみ)村立川上(かわかみ)小学校

概要

  1. 児童数 76名
  2. 学級数 7クラス
  3. 保有面積(校舎) 2,347平方メートル
  4. 家具種別 机・いす・テーブル・ベッド
  5. 木材の樹種 杉
  6. 導入年度 平成13~16年度

1.導入の考え方

 木にはぬくもりがある。熱伝導率が低いから、触った自分の手のぬくもりをそのまま感じることができる。木の香りには、気分を和らげたりストレスを解消する効果があり、防ダニや防カビに効果のあるものもある。また、木の自然な木目は、視覚的にも“なごみ”や“あたたかみ”を感じさせる効果がある。上記のように木の良さには根拠があり、木製の家具導入に際して職員会議で導入を考え検討し、教育委員会への予算要求をし実現した。
 家具の発注については、学校内で使うものであり、児童が使用し安全なものを第一に考えお願いをした。
 木材の利用促進と地域の林業振興を考慮し、学校近くにある「川上村体験実習館」に発注した。学校の実情も説明し、いろいろとお願いしながらすばらしいものを造ることできた。

2.使用状況・感想

 全体的に、天然の美しさや温かさがあり、色が柔らかくて、周りのものと調和がとれている。全てが手作りのため、他に同じものが無く個性的であり、使用していると愛着がわいてくる。柔らかくまた温かく感じられるのか、学習の時などに子ども達も喜んで使っている。使い込むほどに木の風合いがでて、味わい深いものとなっていて、安らぎや落ち着きなどの癒しの効果をもたらしてくれる。
 玄関にあるテーブル・いすについては、玄関にあることにより、少し座って話をしたり、また本を読んだりすることができ、子ども達の憩いの場となっている。玄関ホールの隅にあり、コーナーを利用したいすや、三角テーブルがユニークで、用事で来た保護者も利用している。
 保健室の机・いすについては、落ち着いた雰囲気の中で、仕事ができることと柔らかく、かつ温かい感じがして大変使いやすい。また、ベットは、スチールのものより暖かさが感じられ、精神的にも落ち着き身体を休めるには適している。
 音楽室のいすは、全校児童が使用しており、低学年にも合う大きさで、使いやすい。背もたれの所に木製の音符が作られており、音楽室らしさが感じられるとともに、子どもたちはドレミの順にならべたりしながら大変喜んで使用している。
 図書室の机は、図書室の畳スペースに置かれているため、畳に座ったままでの学習や読書に有効に利用されている。図書委員会の話し合いや、作業にも大いに活用されている。正方形と半円テーブルを離したり、組み合わせたりして使用できるので便利である。

玄関にあるテーブル・いす
 玄関にあるテーブル・いす

保健室の机・いす
 保健室の机・いす

ベッド
 ベッド

音楽室のいす
 音楽室のいす

図書室の机
 図書室の机

お問合せ先

文教施設企画部施設企画課

-- 登録:平成21年以前 --