校舎改築に伴い、各教室内に導入する備品を検討し、その中で校舎の腰壁等に県産間伐カラマツ材を使用していること等から、出来る限り県産カラマツ材を使用した木製家具を導入したいという意向が設計者、市、学校にあった。家具選定については、カタログ、パンフレットの他、メーカー数社のデモンストレーションや展示等で現物の確認を行い、品質についても安全性・耐久性・シックハウス症候群対策適合等を条件に選定・契約を行った。木製家具の導入について、韮崎市では計画的に整備を行っており、導入済みの他3校と同等品を導入した(桧材)。また、韮崎小学校建設構想委員会からも木製家具や内装への木材使用の指示があった。
児童は6年間同じ机を「自分の机・いす」して使用しているが、日常生活の中で傷がつくことは避けらないことから、天板は数年に一度表面を削って化粧直しを行っている。このようなメンテナンス費用についても必要である。子どもたちは木製家具について、木の香りがよい、温かみがあると好意的な意見が多い。木材特有のゆがみや耐久性について、どの程度影響があるのか、検証が必要であると考えている。清掃については、日常の清掃はカラ拭きがロッカー主となるため、専門業者によるメンテナンスも必要である。
机・いす
ロッカー
文教施設企画部施設企画課
-- 登録:平成21年以前 --