JISの規格変更に合わせて、小中学校の机・いす約7,000台を入れ替えることになった。子ども達にとって木材特有の温もりと潤いのある学習環境が望ましいことから、木製の机・いすを導入することとなった。
林業振興・間伐材の利用促進のため、天板以外の材料として地元産の杉間伐材を使用することとなった。天板は、当初国産ぶな材を使用したが、ぶな材の保護に伴う資材費値上がりのため、ゴムのリサイクル材に切り替えた。製造は、地元の家具工場で生産している。
机・いすの使用については、教職員・市職員(教育委員会・工業試験場等)からなる検討委員会を組織し、県外の家具やJIS規格を参考にして、協議を重ね、武生市の独自の仕様(1号~7号)を決定した。事業は、平成14年度に開始し、16年度末に終了する予定である。
木製机・いすは、普通教室用である。児童生徒からは木の温もりが感じられ、教室が明るくなったと好評である。初期に導入したいすの一部にがたつきが生じたため、L型金具で補強するような仕様に変更した。
机・いす(背面)
机・いす(側面)
文教施設企画部施設企画課
-- 登録:平成21年以前 --