1日の大半を学校で過ごす子どもたちをよりよい環境の中で育てたいと考え、平成14年9月、小学校校舎内装に県産材を利用した木質化工事を行った。
同時に木製の児童用ロッカー、教師用棚、掃除道具入れ、下足入れを導入した。そして、小学校校舎の木質化を通して子どもたちに「木のよさ」を体感してもらうと共に、教員や保護者、来校者等にも同様に木材が環境や健康にやさしい素材であることを知ってもらい、木材の需要を高め地域林業の振興を図った。
平成15年8月には、木製机について、「木の村都幾川にふさわしい」「木は傷つきやすいがそれが逆に物を大切にする気持ちが育つ」との考えから、2学年分130セット(机・いす)を購入した。子どもたちが「マイ デスク」という愛着を持ち大切に使用するように、8月の土・日曜日を利用して親子で組み立て作業を実施した。平成16年8月には残りの4学年分220セットを購入し親子での組み立て作業を行った。
なお、木製机・いすの導入に当たっては、以下の点を基本とした。
夏期休暇中に保護者と児童が一緒に机・いすを組み立てたものを使用するので、愛着をもち大切に使用している。
進級しても、高さ調節ができるので、組み立てた机・いすを持ち上がっていき6年間の学校生活で使用することができる。
木のぬくもりが児童に伝わり好評である。導入する以前のものと比べ天板が広くなり、教材等を机の上に余裕を持って置くことができる。導入する以前のものと比べ重量が増し、低学年児童にとっては、移動が大変になった事もある。また、毎日掃除等で移動するため、机・いすのネジが緩みやすいため、定期的な点検を行っている。
机・いす
児童用ロッカー
教師用棚
掃除用具入れ
文教施設企画部施設企画課
-- 登録:平成21年以前 --