5‐4 監視体制への配慮

 防犯監視システムの導入に際しては、モニター等による監視体制を併せて考慮することが望ましい。

  • 必要に応じて、プライバシー保護の観点から、画面に写った近隣の家などの一部を見えなくする(マスキング)などの措置を講じることが望ましい。
  • モニター装置としては、多画面分割(マルチ)装置が普及しており、4~16台のカメラを一台のモニターで監視できるものが有効である。また、大勢で離れて見易い大画面モニターを設置することも有効である。
  • 出入口に取付けたセンサーが来訪者を検知した場合、防犯カメラが該当場所を撮影し、同時にチャイム音で注意を喚起するという組み合わせによるシステムの導入も有効である。
  • 防犯カメラの設置に際しては、プライバシー保護の観点から、設置場所・記録方法・管理責任者等について、留意することが重要である。

表5‐4‐1 記録装置の機能比較

監視装置のタイプ 機能 メリット デメリット
記録装置 タイムラプスビデオ VHSテープにより長時間録画が可能。 最長720時間(1ヶ月分)の記録が可能。 低速のために画質が劣化。
デジタルレコーダ ハードディスクやDVDにより、さらに長時間録画が可能。 デジタルのため侵入直前数秒前の記録が可能で、画像の劣化がない。 若干高価。

図5‐4‐1 システムの例

 図5‐4‐1 システムの例

  • 監視ポイントが複数箇所あり、複数台のカメラやセンサーが必要な場合には、多画面分割装置を介してモニターに接続する。モニターには複数台のカメラの映像が画面分割で表示され、一度に各カメラの映像を確認する事が可能である。

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