2‐5 防犯設備等の積極的な活用
定期的な防犯訓練等を通じ、防犯設備の使用方法等について周知徹底を図ることが重要である。
(1)既存の学校施設における防犯設備等の積極的な活用
- 既存の学校施設における防犯対策については、新たに建築計画的な対応を行うことは困難な場合が多いため、建築設備的な対応について積極的に考慮することが望ましい。
- 建築設備的な対応は、防犯の観点から現状の施設を点検・評価し、安全管理に関する運営体制や対策に係る費用等を総合的に検討した上で、実施することが重要である。

写真2-5-1 防犯設備の活用の例
- 玄関の外側に、防犯カメラとインターホンの子機を設置している。
(2)防犯設備の使用方法等の周知徹底
- 防犯設備は、その機能を十分に発揮できるよう、その使用方法や運営体制について周知徹底を図ることが重要である。特に通報システムについては、非常時に適切に使用できるよう、防犯訓練等を通じて具体的な使用方法や運営体制を確認し、実際に試行することが重要である。
- 児童生徒等の避難経路についても、防犯訓練等を通じて試行し、使用するルート等を周知徹底することが重要である。