【整備計画】エレベーター整備を計画的に進めた事例・避難所としてトイレのバリアフリー化を進めた事例

大阪府豊中市
 豊中市では、エレベーターの整備を計画的に進めるとともに、避難所の観点から緊急防災・減災事業債を活用してバリアフリートイレの整備を進めています。

基礎情報

市内学校数

55校 小学校38校、中学校16校、義務教育学校1校

市内児童生徒数

小学校21,893人、中学校9,988人(令和7年5月現在)

市内学校の建設年
昭和50年以前(1975年以前)(築50年以上):38校
昭和51年~平成2年(1976年~1990年)(築35年~築49年):11校
平成3年~平成17年(1991年~2005年)(築20年~築34年):1校
平成18年~令和2年(2006年~2020年)(築5年~築19年):3校
令和3年以降(2021年以降)(築4年以下): 1校
※2つの学校で一つの校舎を使用している学校があるため、建設年ごとの合計学校数と市内学校数は一致しない
バリアフリー化の状況
令和6年9月時点、()内は令和7年度までの予定
  バリアフリー
トイレ
段差解消
(敷地)
段差解消
(建物内)
エレベーター
校舎 100%
(100%)
100%
(100%)
100%
(100%)
91%
(98%)
屋内運動場 55%
(93%)
100%
(100%)
100%
(100%)
100%
(100%)

学校施設のバリアフリー化に対する理念

  • 豊中市バリアフリーマスタープラン(バリアフリー法に基づく移動等円滑化促進方針)に基づき、豊中市では、多様な個性の人の利用に配慮した学校全体のバリアフリー化を推進している。

長寿命化計画におけるバリアフリーの位置づけ

  • 豊中市では平成20年に「豊中市学校施設耐震化推進計画」を策定し、学校施設の耐震化を進めた。耐震化の整備が落ち着いたところで、改築・長寿命化改修・大規模改修など学校施設の計画的な維持管理をするため、令和3年に「豊中市学校施設長寿命化計画」(以下、「長寿命化計画」という。)を策定した。その際に、学校施設のバリアフリーに関する内容も盛り込んだ。
  • バリアフリー整備として、エレベーターの整備や、保護者から特に要望の多いバリアフリートイレ・トイレの洋式化の改修を進めている。

計画的なエレベーターの整備

  • 豊中市では、平成7年より、既存施設へのエレベーター設置を進めていた。
  • 最初は、車いすの生徒が在籍する学校から設置をはじめ、年1~2件のペースで整備をしていた。学校施設の耐震化整備が落ち着いてきた平成28年頃からはペースを上げ、年3件程度のペースで整備をしている。
  • 長寿命化計画では、令和7年度中に、エレベーターの設置が概ね完了する計画としている。
  • 大規模改修等に併せたエレベーターの設置では整備に時間がかかるため、エレベーター単独で整備を実施している。

エレベーターの整備(入学予定の把握)

  • エレベーターの設置は、要配慮児童生徒等の在籍や入学予定のある学校から優先的に取り組んでいる。
  • 入学前の児童については、教育委員会において、対象児童の入所していた園所との調整の上、就学相談で聞き取りを行い、必要事項を把握している。就学相談や受け入れ先の学校から情報提供のあった内容を踏まえ、学校施設のバリアフリー化について計画している。

避難所の観点でのトイレ整備

  • トイレについては、各学校への設置が一刻も早く進むよう、一系統(管が繋がっている一階から上層階まで)単位で、バリアフリートイレの設置やトイレの洋式化を実施している。
  • 屋内運動場のトイレについては、令和6年度時点で未整備の学校が20校ほどあったが、避難所の観点から、緊急防災・減災事業債を活用し、令和7年度末までに整備を行う予定。