文部科学省では、学校施設の老朽化が進む中で、新しい時代の学びに対応した空間を改修等で実現する際に、ボトルネックとなる技術的な課題への対応策を分かりやすく解説する事例集を作成しましたので、公表します。
文部科学省では、学びの在り方の変化を踏まえ、有識者会議において、これからの学校施設の姿について議論を行い、令和4年3月に報告書「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について」を公表しました。新しい時代の学び舎については、学校施設全体を学びの場として創造していく姿が提言されています。
膨大な数に上る学校施設の老朽化が進む中では、新しい学び舎を実現するためには、新築・改築のみならず、これらと同等の効果を実現しうる長寿命化改修を積極的に推進していく必要があります。しかし、教育環境向上と老朽化対策を一体的に取り組む際に、構造体の改修範囲の見極めが困難、法的制約への対応が不明、改修のノウハウ不足などのボトルネックとなる課題について指摘されています。
このため、教育委員会等において、地域の実情に応じ、改修等により新しい時代の学びを実現する教育環境の確保が進むよう、課題を抽出・整理し、対応策を分かりやすく解説した事例集を作成しました。
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