多様な財源を活用した国立大学法人等施設整備の手引き作成に関する検討会(第1回会議議事要旨)
1.日時
平成22年7月5日 月曜日 13時30分~16時30分
2.会場
文教施設企画部会議室
3.出席者
(有識者)
前田主査、齋藤委員、佐藤委員、松岡委員、水田委員、吉村委員
(文部科学省)
西阪文教施設企画部長、岡技術参事官、菱山計画課長、山﨑整備計画室長、手島国立大学法人支援課課長補佐、松永整備計画室室長補佐、高見計画課専門官他4名
4.議事要旨
長崎大学と横浜国立大学から多様な財源を活用した宿舎の整備について、ヒアリングを行った。
目次案について事務局より説明の後、質疑応答を行った。主な意見は以下のとおり。
(契約関係)
- 将来の予測は難しく、長期の契約をしてしまうと、中途で解除することは難しい面がある。
長期の契約と短期の契約の区分を検討することが望ましい。
- 高い入居率の保証を確約した場合、新築当初はうまくいくかも知れないが、
将来相当の負担を強いられる可能性があるので留意が必要である。
- 民間事業者の選定方法について、基本的な考え方を示してはどうか。
(事業コスト関係)
- 建物の仕様とコストを適切に判断することが重要ではないか。
建物の仕様をグレードの高いものにすると賃料が高くなり入居率が悪くなるし、
仕様を下げると長期間持たなくなってしまう。
- 大学が直接実施する事業と、民間事業者が行う事業とを十分に比較検討することが重要ではないか。その際、大学が本来得るべきメリットをどこまで転嫁するのか、しっかり検討することが必要である。
- 経費をかけずに整備をするということは、リスクを負っているということも考えることが必要である。
(事業の進め方)
- 各大学の取組について、詳細な実施状況等を相互に情報交換ができるようネットワークを
整備することが重要である。
(その他)
大臣官房文教施設企画・防災部計画課整備計画室
電話番号:03-5253-4111(内線2612)