環境を考慮した学校施設(エコスクール)の整備推進

(生駒市)基本計画書及び委託業務成果報告書について

スーパーエコスクール実証事業について(生駒市)

1 スーパーエコスクール実証事業とは

 文部科学省の平成24年度新規事業(3か年事業)で、全国の自治体から公募により、生駒市を含む3自治体(京都市、福島県矢吹町)が選ばれました。
 平成24年度に4回にわたり生徒も参加して実施したワークショップでの検討をもとに基本計画を作成し、3月29日文部科学省に報告しました。
 今後改修を行う予定の公立小・中学校において、省エネの徹底によりエネルギー負荷の低減を図るとともに、学校運営上必要なエネルギーを創エネ等の技術を用いて賄い、年間のエネルギー消費を実質ゼロにすること(ゼロエネルギー化)を目指す実証事業です。
 また、環境に配慮した学校施設の整備を進めることにより、環境教育への活用を図ります。

2 ワークショップの経緯

平成24年12月4日 生徒交流会
・近畿大学建築学部 岩前篤教授(ワークショップ座長)等と生徒16名(生徒会、整美委員)との交流会を開催

平成24年12月14日 第1回ワークショップ
・事業概要説明、エコ改修事例の紹介、エコ改修について意見交換
・足踏み発電など生徒案を発表

平成25年1月24日 第2回ワークショップ
・エコ改修案の提示・検討
・自転車発電を体験
・省エネの取組として、インナーの着用、換気を換気扇から窓開けにする等の生徒案を発表

平成25年2月8日 第3回ワークショップ
・納得工房(積水ハウス株式会社総合住宅研究所)を視察
・省エネ改修やLED照明と蛍光灯の違いなどを体感

平成25年2月21日 第4回ワークショップ
・エコ改修案の検討・協議

【本市のワークショップの特徴】
鹿ノ台中学校は、事業採択された3校の中で唯一の中学校(他の2校は小学校)であり、ワークショップに生徒の代表が参加し、自ら考え、提案し、ゼロエネルギー化に向け、ともに主体的に取り組んだこと

3 ワークショップの結果(文部科学省への報告内容)

【ハード面】
・校舎の窓をペアガラスに変更
・教室、間仕切壁の断熱化
・太陽光発電の導入
・LED、高効率照明への更新
・節水コマ、人感センサーなどの機器の導入
・小型風力発電装置「かぜまるくん」の設置(生徒案)
・足踏み発電装置の設置(生徒案)
・エコホールの新設→地域の環境教育の拠点として活用
→消費エネルギーをパネル表示するなど成果の「見える化」により省エネ行動を支援
【ソフト面】
・生徒会及び各委員会の省エネの取組例(生徒案)
生徒会→待機電力削減のため、コンセントを抜く運動整美委員→雨水をため花の水やりに利用
ベランダでグリーンカーテン
消費電力モニターが付けば、クラス対抗節電大会を開催
給食委員会→残飯がなくなるようポスター等で呼びかけ
文化委員会→放送を使った省エネの呼びかけ
図書委員会→環境についての本コーナーを新設
体育委員→体育大会で使ったグッズのリサイクル

4 スケジュール

平成24年度(3か年事業の初年度)
・学校設置者、学校関係者、地域住民、有識者等によるワークショップを実施し、学校のゼロエネルギー化への取組方法を検討
【平成24年度支出額】279万円(全額国が費用負担)

平成25年度(3か年事業の2年目)
・ワークショップの結果をふまえたエコ改修工事の基本設計・実施設計
【平成25年度予算額】1,500万円

平成26年度(3か年事業の3年目)
・エコ改修工事の実施
・補助率(予定):太陽光発電設備工事 2分の1
エコ改修工事 3分の1(設計費は工事費に算入)

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お問合せ先

大臣官房文教施設企画部施設助成課

扇谷、上田
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2051)、03-6734-2078(直通)

(大臣官房文教施設企画部施設助成課)

-- 登録:平成25年09月 --