南極地域観測事業

評価方針について

1.評価対象

  • 南極地域観測第7期計画に基づき実施された研究観測,定常観測,設営等
  • 「総合科学技術会議が実施する国家的に重要な研究開発の評価『南極地域観測事業』について」(平成15年11月25日総合科学技術会議。以下「大規模研究開発評価」という。)及び「大規模新規研究開発の評価のフォローアップ結果」(平成17年8月4日総合科学技術会議評価専門調査会議。以下「フォローアップ」という。)において指摘された事項等

2.評価の観点

(1)全体評価

  • 学術の水準を高めたか
  • 国際貢献を通じて我が国のプレゼンスを高めたか

(2)観測計画

【1】重点プロジェクト研究観測,一般プロジェクト研究観測及び萌芽研究観測

  • 観測の実績・成果が計画に照らしてどの程度得られたのか
  • 観測の目的をどの程度達成したのか
  • 国際共同観測計画にどの程度貢献したのか
  • 観測の成果が他の研究にどの程度影響を与えているのか

【2】モニタリング観測及び定常観測

  • 観測の実績・成果が計画に照らしてどの程度得られたのか
  • 観測によって得られたデータ等により国際的にどの程度貢献できたのか
  • 観測によって得られたデータ等が他の研究にどの程度影響を与えたのか

(3)設営計画等

  • 設営等の実績が,計画に照らしてどの程度達成できたのか

(4)本部業務

  • 大規模研究開発評価及びフォローアップの指摘事項に対する具体的な取組状況
    本部に置かれた各種委員会の活動状況や南極地域輸送業務など研究観測事業のマネジメントの状況

3.評価作業の進め方

(1)重点プロジェクト研究観測,一般プロジェクト研究観測及び萌芽研究観測

【手順1】:実施機関において,評価単位ごとに,3(2)【1】に記述されている観点から評価を行い,その結果を定性的に記述する。
【手順2】:評価単位ごとに,定性評価を踏まえ,次の評価基準に基づき,SABCで評価を行い,その評価とした理由を附記する。
      S:観測計画の達成状況が特に優れている
      A:観測計画の達成状況が良好である
      B:観測計画の達成状況が概ね良好である
      C:観測計画の達成状況が不十分であり,改善を要する
【手順3】:重点プロジェクト観測については,サブテーマ1及び2をあわせて最後に総合評価を行う。【手順2】で示した基準に基づき,SABCで評価を行い,その評価とした理由を附記する。

(2)モニタリング観測及び定常観測

【手順1】:評価単位ごとに,3(2)【2】に記述されている観点から評価を行い,その結果を定性的に記述する。
【手順2】:評価単位ごとに,定性評価を踏まえ,次の評価基準に基づき,SABCで評価を行い,その評価とした理由を附記する。
      S:観測計画の達成状況が特に優れている
      A:観測計画の達成状況が良好である
      B:観測計画の達成状況が概ね良好である
      C:観測計画の達成状況が不十分であり,改善を要する

(3)研究観測全体

(1)(2)の評価結果を踏まえ,研究観測計画全体について,3(1)に記述されている観点から総合評価を行うこととし,次の評価基準に基づき,SABCで評価を行い,その評価とした理由を附記する。
      S:観測計画の達成状況が特に優れている
      A:観測計画の達成状況が良好である
      B:観測計画の達成状況が概ね良好である
      C:観測計画の達成状況が不十分であり,改善を要する

(4)設営計画等

評価単位ごとに,3(3)に記述されている観点から,それぞれ評価を行いその結果を定性的に記述するとともに,次の評価基準に基づき,SABCで評価を行う。
      S:観測計画の達成状況が特に優れている
      A:観測計画の達成状況が良好である
      B:観測計画の達成状況が概ね良好である
      C:観測計画の達成状況が不十分であり,改善を要する

(5)本部業務

大規模研究開発評価及びフォローアップにおける指摘事項について,3(4)に記述されている観点から,それぞれ評価を行いその結果を定性的に記述するとともに,次の評価基準に基づき,SABCで評価を行う。
      S:観測計画の達成状況が特に優れている
      A:観測計画の達成状況が良好である
      B:観測計画の達成状況が概ね良好である
      C:観測計画の達成状況が不十分であり,改善を要する

お問合せ先

研究開発局海洋地球課

極域研究振興係
電話番号:03-5253-4111(内線4144)、03-6734-4144(直通)

-- 登録:平成25年01月 --