我が国で実施すべき幅広いアプローチのプロジェクトについて

平成17年10月12日
文部科学省

  1. 我が国で実施すべき幅広いアプローチのプロジェクトについては、別紙のITER計画推進検討会でとりまとめた「我が国で実施すべき幅広いアプローチのプロジェクトについて」等を踏まえ、我が国として実施すべき候補プロジェクト及びその実施場所については、以下のとおりとする。
    • 国際核融合エネルギー研究センター(原型炉設計・研究開発調整センター、ITER遠隔実験センター及び核融合計算センターから構成):青森県六ヶ所村
    • サテライトトカマク装置(JT60の改修):茨城県那珂市
    • 国際核融合材料照射施設の工学設計活動:青森県六ヶ所村
  2. なお、上記のプロジェクトのうち、国際核融合材料照射施設の工学設計活動については、今後の欧州との交渉等において、他の主体により国際核融合材料照射施設本体の建設が行われる十分な見通しがあり、かつ、我が国が工学設計活動に貢献することにより国際核融合材料照射施設本体での照射試験に一定の参加ができるということが確保できた場合にのみ、幅広いアプローチとして実施することとする。
  3. 文部科学省としては、上記3つの候補プロジェクトを欧州に提案し、極めて厳しい財政状況にあることを十分踏まえながら、費用対効果、プロジェクト間の連携、実施スケジュール、研究の継続性等も勘案しつつ、今後、欧州との間で計画の具体化に向けて協議を進めていくこととする。

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研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)

(研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当))

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