科学技術・学術審議会学術分科会
科学研究費補助金審査部会
科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会(以下「審査部会」という。)は、令和元年度に発足した新学術領域研究(研究領域提案型)の研究領域について、領域代表者からの報告を基に、「科学研究費助成事業における評価に関する規程」(平成14年11月12日審査部会決定)の規定に基づき、事後評価を行った。
事後評価の結果は次のとおりである。
※新学術領域研究(研究領域提案型)
新学術領域研究(研究領域提案型)は、「多様な研究者グループにより提案された、我が国の学術水準の向上・強化につながる新たな研究領域について、共同研究や研究人材の育成、設備の共用化等の取組を通じて発展させる」ことを目的とした研究種目である。
領域設定期間は5年間であり、領域設定期間の3年度目に中間評価を、領域設定期間終了年度の翌年度に事後評価を行うこととしている。
事後評価(評価対象研究領域数…18)に係る調査は、人文・社会系、理工系、生物系、複合領域の各委員会において行うこととしており、事後評価の方法は、書面、ヒアリング及び合議により行うこととしている。
調査のため委員会を下記のとおり開催し、ヒアリングを行った後、合議により委員会としての調査結果をまとめた。
人文・社会系委員会 令和6年10月18日
理工系委員会 令和6年10月23日
生物系委員会 令和6年10月17日
複合領域委員会 令和6年10月16日
以上の調査結果に基づき、令和6年11月22日に開催した審査部会で審議・決定した評価結果は以下のとおりである。
評点 | 評価基準 | 研究領域数 |
A+ | 研究領域の設定目的に照らして、期待以上の成果があった | 5 |
A | 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの成果があった | 12 |
A- | 研究領域の設定目的に照らして、概ね期待どおりの成果があったが、一部に遅れが認められた | 1 |
B | 研究領域の設定目的に照らして、十分ではなかったが一応の成果があった | 0 |
C | 十分な成果があったとは言い難い | 0 |
令和6年度「新学術領域研究(研究領域提案型)」に係る事後評価結果・評価結果の所見 (PDF:1,282KB)
人文・社会系
5101 出ユーラシアの統合的人類史学:文明創出メカニズムの解明(PDF:1,364KB)
理工系
6101 量子液晶の物性科学(PDF:617KB)
6102 変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot(PDF:918KB)
6103 機能コアの材料科学(PDF:1,080KB)
6104 水圏機能材料:環境に調和・応答するマテリアル構築学の創成(PDF:869KB)
6105 地下から解き明かす宇宙の歴史と物質の進化(PDF:1,171KB)
6106 ハイパーマテリアル:補空間が創る新物質科学(PDF:899KB)
6107 蓄電固体デバイスの創成に向けた界面イオンダイナミクスの科学(PDF:1,062KB)
生物系
7101 マルチモードオートファジー:多彩な経路と選択性が織り成す自己分解系の理解(PDF:343KB)
7102 全能性プログラム:デコーディングからデザインへ(PDF:644KB)
7103 多様かつ堅牢な細胞形質を支える非ゲノム情報複製機構(PDF:424KB)
7104 細胞システムの自律周期とその変調が駆動する植物の発生(PDF:1,751KB)
複合領域
8101 高速分子動画法によるタンパク質非平衡状態構造解析と分子制御への応用(PDF:5,298KB)
8102 身体-脳の機能不全を克服する潜在的適応力のシステム論的理解(PDF:1,113KB)
8103 「生命金属科学」分野の創成による生体内金属動態の統合的研究(PDF:714KB)
8104 情報物理学でひもとく生命の秩序と設計原理(PDF:666KB)
8105 人間機械共生社会を目指した対話知能システム学(PDF:714KB)
8106 超地球生命体を解き明かすポストコッホ機能生態学(PDF:579KB)
科学研究費助成事業データベース(KAKEN)(※科学研究費助成事業データベースへのリンク)
研究振興局学術研究推進課