大学改革GPナビ-Good Practice-(第88号)

●INDEX●
◇[平成21年度大学教育改革プログラム合同フォーラムのご報告]
◇[平成21年度「大学教育・学生支援推進事業」就職支援推進プログラムの選定状況について]
◇[学生支援関係プログラム「意見交換会」のお知らせ]
◇[GP等選定取組の実施状況レポート(北海道情報大学)]
◇[関連記事掲載について]
◇[編集後記-編集部(補助金・教育GP担当)(大学改革推進室改革支援第一係)岡本 加緒里 ]

●[平成21年度大学教育改革プログラム合同フォーラムのご報告]●

 去る1月7日(木曜日)、8日(金曜日)に「東京ビッグサイト」にて大学教育改革プログラム合同フォーラムを開催しました。今年度は年明け早々にも関わらず、多数の方々にご来場いただき、熱気溢れるフォーラムとなりました。ご来場いただいた皆様、基調講演や各分科会及びポスターセッションで講演、事例発表をしていただいた先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。
  なお、当日の様子については、今後、文部科学省Webサイトに掲載する予定ですので、是非ご覧ください。
 また、当日ご来場いただいた方を対象に行ったアンケートでは多くの貴重なご意見・ご要望をいただいています。次の機会に活かしていきたいと考えていますので、回答がまだの方等おられましたらFAX(03(6734)3387)までお寄せください。

●[平成21年度「大学教育・学生支援推進事業」就職支援推進プログラムの選定状況について]●

 就職支援推進プログラムは、政府の緊急雇用対策(平成21年10月)を踏まえ、平成21年度補正予算(第2号)により措置されたもので、大学等から申請された、大学等への就職相談員(キャリアカウンセラー等)の配置など関係機関と連携した就職相談体制の強化を図る取組や、学生の卒業後の社会的・職業的自立につながる教育課程内外にわたる取組(キャリアガイダンス)に対して、重点的な財政支援を行うことにより、学生の就職率の向上やキャリア形成の促進を図ることを目的とするものです。
 本年1月の公募に大学等から100件の申請をいただき、独立行政法人日本学生支援機構が事務局を担当する「学生支援推進事業委員会」(委員長:小出忠孝 愛知学院大学 学院長)による取組内容の確認を経て、このたび、65件の取組が選定されました。(2月5日(金曜日)公表) 選定されました大学等におかれては、取組の実施計画に沿って取り組んでいただくとともに、積極的かつ継続的に社会へ情報提供を行われることを期待しています。
 最後に、多くの取組内容の確認をいただいた小出委員長をはじめ、各委員の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(独立行政法人日本学生支援機構Webサイト「大学教育・学生支援推進事業」就職支援推進プログラムはこちら)

<このほか、独立行政法人日本学生支援機構Webサイトにおいて、関係省庁の事業など就職関係情報を掲載していますのでご活用ください。>
喫緊の課題について(独立行政法人日本学生支援機構Webサイト)

【本件担当】
学生・留学生課厚生係 03-5253-4111(内線2519)

●[学生支援関係プログラム「意見交換会」のお知らせ]

 この意見交換会は、「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(平成19~20年度に実施)及び「大学教育・学生支援推進事業」学生支援推進プログラム(平成21年度に実施)に選定された大学等の取組内容等について、これまでの活動状況や成果、今後の見通し、課題、留意点などについて報告を行い、各大学等における学生支援の取組推進の参考とすることを目的として、独立行政法人日本学生支援機構が主催するものです。
 本年度については、以下の全国5地区にて開催します。(近畿、中国・四国・九州地区は終了しましたが、当日は事例報告校と参加者による活発な意見交換が行われました。)
 各開催日の4日前まで申込み可能ですので、参加を御希望の方は、下のURLから参加申込みの手続きを行ってください。多数の御参加をお待ちしています。

○ 北海道・東北  (仙台市)3月 1日(月曜日)13時00分~16時00分
○ 関東・甲信越(都内市ヶ谷)3月 4日(木曜日)14時00分~17時00分
○ 東海・北陸  (名古屋市)3月10日(水曜日)14時00分~17時00分
○ 近畿      (大阪市)2月 1日(月曜日)14時00分~17時00分[終了]
○ 中国・四国・九州(福岡市)2月15日(月曜日)14時00分~17時00分[終了] 

(独立行政法人日本学生支援機構Webサイト「意見交換会」はこちら) 
平成21年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」・「大学教育・学生支援推進事業(学生支援推進プログラム)」意見交換会の開催について

【本件担当】
学生・留学生課厚生係 03-5253-4111(内線2519)

●[GP等選定取組の実施状況レポート(北海道情報大学)]●

 GP選定取組について、編集部が直接大学等を訪問し、取組内容などのお話を伺ってきました。
 今回は、北海道情報大学の教育GP取組について紹介します。

北海道情報大学
「ICTによる自律的FD推進モデルの構築
 -ファカルティポートフォリオシステムの開発、導入による教育の自律機能の実現-」(平成20年度教育GP選定取組)

 本取組は、各授業でICTを活用して教育の質を高めるために、全教員対しICTを用いたFD活動を行おうとするものです。
 具体的には、授業でICTを活用するために各教員が事前の研修を受けられるようにするとともに、個々の授業の改善目標を各教員が設定し、その上で、実際に授業を行い、学生の授業評価結果、教員相互参観によるコメント、授業風景を録画した映像を各教員が事後にチェックし、授業の改善につなげていくというものです。そして、この一連のPDCAの流れは、全てICTを用いて行われるようになっており、その実施状況はポートフォリオに蓄積され自動的に進捗状況がチェックされることで、PDCAが滞っている教員に対し取組を促していく仕組みになっています。
 また、上記のシステムを運用して各教員が目指す目標を、ICT等を活用した教育の目標(あるべき姿)として5段階で設定し、その中で全教員がクリアすべき段階を定め、全教員がクリアしていけるように取組が進められています。
 本取組のポイントは、大学として教育の質保証、学生の質保証に危機感を抱き、学長のリーダーシップの下、その危機感を全教員でどこまで共有できるか、というところにあるとのことで、そのために、大学執行部から様々な機会で呼びかけを行うと共に、全専任教員の6割に本取組のワーキンググループに参加してもらい、全学を巻き込んだ形で取組を遂行しています。
 このICTを活用したFDシステムを、他大学で導入するには応用が必要になるかもしれませんが、いずれにせよ、現状に危機感を持ち、それを共有することと、改善していくための仕掛けを用意することが重要であるとのことでした。

(北海道情報大学の取組についてはこちらから)
文部科学省「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)」

●[関連記事掲載について]●

 文部科学時報(発行 株式会社ぎょうせい 毎月10日発行)2月号では、これまでに国公私共通プログラムで選定された取組の活動状況等について、以下の大学からの報告を紹介しています。
<2月号>
(報告1)東京農業大学「山村再生プロジェクト」(平成20年度 教育GP選定取組)
地域再生・活性化の担い手育成教育 東京農業大学教育GP 

(報告2)広島修道大学「地元ニーズを踏まえた「就職氷河期世代」の再教育・就職プログラム」(平成19年度 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム選定取組)
修大再チャレンジプログラム

●[編集後記]●
◇[編集後記-編集部(大学改革推進室改革支援第一係)岡本 加緒里]
  冒頭にも記載がありますが、1月7日(木曜日)・8日(金曜日)の両日合同フォーラムが開催されました。
  基調講演・各分科会ともたいへん盛況であり、みなさまの感心の大きさを実感いたしました。(一部、立ち見があったようです)ポスター・セッションにも多く方が足を運ばれており、各ブースで熱心な質疑応答の場面が多くみられ、情報交換が盛んに行われており、フォーラムを十分に活用していただいているように思いました。
  多数のご参加、本当にありがとうございました。今後も、当該フォーラムが参加大学のみでなく、一般の方に対しても少しでも有益なものとなるよう努力していきたいと思った次第です。

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 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

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-- 登録:平成22年03月 --