大学改革GPナビ-Good Practice-(第82号)

 ●INDEX●

◇[各プログラムの選定状況]
 (1)大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム
 (2)国際化拠点整備事業(グローバル30)
 (3)大学教育・学生支援推進事業【テーマB】学生支援推進プログラム
 (4)大学病院連携型高度医療人養成推進事業
◇[国立教育政策研究所「特別シンポジウム 質保証の全体像を探る」のご案内]
◇[教育GP選定取組のリンク集の掲載について]
◇[関連記事掲載について]
◇[編集後記-編集部(予算等全体調整担当)(大学改革推進室改革支援第一係長) 丸岡 充]

●[各プログラムの選定状況]●

 国公私を通じた大学教育改革支援プログラムの選定状況をお知らせします。

■(1)大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム □

 「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」は、国公私立大学間の積極的な連携を推進し、各大学における教育研究資源を有効活用することにより、当該地域の知の拠点として、教育研究水準のさらなる高度化、教育活動の質保証、個性・特色の明確化に伴う機能別分化の促進と相互補完、大学運営基盤の強化等とともに、地域と一体となった人材育成の推進を図ることを目的として平成20年度から開始した事業です。
 本年度は、平成21年3月17日付けで各大学・短期大学・高等専門学校長宛に公募を行い、5月26日~27日に各大学等から119件の申請を受け付けた後、「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム選定委員会」(委員長:北原保雄(前独立行政法人日本学生支援機構理事長、筑波大学名誉教授))において審査が行われ、このたび、38件の連携取組が選定されました。
 選定結果については、本日10日付けで公表しておりますので、文部科学省Webサイトからご覧ください。
 本事業により、全国の各地域において、38件(194大学等が参画)の大学間連携が展開され、分野・形態に応じた教育内容・方法の開発・実施による教育の質保証や、大学・自治体・産業界など地域と一体となった人材育成が推進されることを期待しています。
 今回、選定された連携取組については、概ね10年程度を見通した将来目標を踏まえ、積極的かつ確実な大学間の連携を加速するとともに、地域社会に対して連携取組を情報発信するなど、地域の知の拠点としての機能強化に努めてください。
 また、残念ながら選定されなかった連携取組については、引き続き、大学間の積極的な連携に向けて取り組まれることを期待しています。
 最後に、精力的に審査を行っていただいた北原委員長をはじめ、各選定委員の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」の選定状況はこちら) https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9493938/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/07/1280941.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

【本件担当】
大学振興課大学改革推進室 03-5253-4111(内線3319)

■(2)国際化拠点整備事業(グローバル30) □
 「国際化拠点整備事業(グローバル30)」は、英語による授業等の実施体制の構築や、留学生受け入れに関する体制の整備、戦略的な国際連携の推進等、我が国を代表する国際化拠点の形成の取組を支援することにより、留学生と切磋琢磨する環境の中で国際的に活躍できる高度な人材を養成することを目的としています。
 本年度は22件の申請をいただき、その後、国際化拠点整備事業プログラム委員会(委員長:黒田壽二学校法人金沢工業大学学園長・総長)での審査を経て、13件が採択されることになりました。
 採択結果については7月3日(金曜日)付けで公表していますので、文部科学省Webサイトからご覧ください
 今後も本事業を通じて、大学における質の高い教育の提供と、海外の学生が我が国に留学しやすい環境の充実が図られるよう、支援に努めます。
 最後になりましたが、大変短い審査期間にもかかわらず審査にご尽力いただいた黒田委員長をはじめ、委員の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の選定状況はこちら)
https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9493938/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/07/1280880.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

【本件担当】
高等教育企画課国際企画室 03-5253-4111(内線3352)

■(3)大学教育・学生支援推進事業【テーマB】学生支援推進プログラム □

 「大学教育・学生支援推進事業」は、学士課程教育等の質保証のための取組や、就職支援の強化など総合的な学生支援の取組を支援するために本年度から開始した事業で、【テーマA】大学教育推進プログラム、【テーマB】学生支援推進プログラムの二つのテーマにより実施しています。
 このうち、【テーマB】学生支援推進プログラムについては、本年5月に、大学、短期大学、高等専門学校から450件の申請をいただいた後、学生支援推進事業委員会(委員長:小出忠孝 愛知学院大学長、事務局:独立行政法人日本学生支援機構)による取組内容の確認を経て、400件の取組を採択することとし、7月7日(火曜日)に公表しました。
 採択された大学、短期大学、高等専門学校におかれては、取組の実施計画に沿って取り組んでいただくとともに、積極的かつ継続的に社会へ情報提供を行われることを期待しています。
 最後に、多くの取組内容の確認をいただいた小出委員長、永井和之副委員長(中央大学長)をはじめ、各委員の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(「大学教育・学生支援推進事業【テーマB】学生支援推進プログラム」の採択状況はこちら(独立行政法人日本学生支援機構Webサイト))
http://www.jasso.go.jp/sien_suishinpro/sien_suishinpro_resulth21.html

【本件担当】
学生・留学生課厚生係 03-5253-4111(内線2519)

■(4)大学病院連携型高度医療人養成推進事業 □
 「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」は、若手医師にとって魅力のあるキャリア形成システムを構築し、質の高い専門医、臨床研究者の養成を行う大学病院の取組を支援するものです。
 本年度は、去る5月7日から8日まで各大学から申請の受付を行ったところ、4件の申請をいただき、この度、大学病院連携型高度医療人養成推進事業選定委員会(委員長:荒川正昭新潟県健康づくり・スポーツ医科学センター長)を経て、2件の取組が選定されることとなり、6月26日(金曜日)に公表しました。
 選定された大学におかれては、本事業による取組を通じて、質の高い専門医や臨床研究者の養成、地域医療への貢献の推進に取り組まれるとともに、積極的かつ継続的に社会へ情報提供を行われることを期待しています。
 また、残念ながら選定されなかった大学におかれても、引き続き質の高い医療人の養成推進等に取り組まれることを期待します。
 最後に、精力的に審査を行っていただいた荒川委員長をはじめ、各委員の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」の選定状況はこちら)
https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9493938/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/06/1279605.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

【本件担当】
医学教育課大学病院支援室 03-5253-4111(内線2578)

●[国立教育政策研究所「特別シンポジウム 質保証の全体像を探る」のご案内]●

 国立教育政策研究所が行うシンポジウムのお知らせです。
 大学における教育の改革が大きな注目を集めています。そうした中で、改革の背景となっている社会基盤の変容や大学教育観の変化にも向き合いながら、今どのような大学像が求められているのか、といった問いに立ち返ることも重要になってきています。
 このたび、国立教育政策研究所と朝日新聞社は、特別企画「大学教育への問いとその将来を考える」(国立教育政策研究所主催、朝日新聞社共催)を実施することとなり、第1回シンポジウム「質保証の全体像を探る」を開催いたします。大学教育の「質」とは何か、それを、どのように、何のために、また、誰に対して「保証」するのか、といった問題について、具体的な諸課題を踏まえつつ、大学の基本的な在り方もあわせて考えます。
 多数の方の御参加をお待ちしております。

 ■日時  平成21年7月25日(土曜日)13時~17時30分
 ■会場  文部科学省3階講堂(定員600名)
東京都千代田区霞が関3-2-2中央合同庁舎第7号館 東館3階
 ■主催  国立教育政策研究所
 ■共催  朝日新聞社
 ■その他  入場無料(聴講券が必要です)
 ■詳細情報及び申込み方法は、以下のWebサイトをご覧ください。
 (朝日新聞社Webサイト)
  http://www.asahi.com/edu/sympo/  申込期限:7月14日(火曜日)

●[教育GP選定取組のリンク集の掲載について]●

 独立行政法人日本学術振興会のWebサイトに教育GP選定取組のリンク集が掲載されていますのでお知らせします。
 Webサイトは取組ごとに掲載していますので、興味関心のある取組をクリックしていただき、各取組の内容等をご覧いただければと思います。

(教育GP選定取組のリンク集はこちら)
http://www.jsps.go.jp/j-goodpractice/koubo.html

●[関連記事掲載について]●

 文部科学時報7月号(発行 株式会社ぎょうせい 毎月10日発行)では、これまでに現代GP、教育GPで選定された取組の活動状況等について、以下の大学からの報告を紹介しています。
(報告1)名古屋造形大学
    「やさしい美術プロジェクト-病院と美術・デザインの協働による「やすらぎのある、地域に開かれた病院」の創出-」
(平成19年度 現代GP選定取組)
http://gp.nzu.ac.jp/index.php

(報告2)東京工業大学
「新入生科目「機械工学系リテラシー」の革新」
(平成20年度 教育GP選定取組)
http://www.3mech.titech.ac.jp/MEliteracy/jp/index.html

●[編集後記]●

◇編集部(予算等全体調整担当) (大学改革推進室改革支援第一係長)丸岡 充]
 梅雨のため、ずっと曖昧な天気が続いています。先日は洗車をしていたら途中で雨が降ってきたため、車体の半分だけが水をはじくという何とも情けない状態になってしまいました。しかし週間天気予報を見ると、もうそろそろ梅雨も明けそうな雰囲気です。
 ところで、教育GPの申請書には、「三つの方針」(中教審答申で提言されている「学位授与の方針」、「教育課程編成・実施の方針」、「入学者受入れの方針」。)を踏まえた教育の質向上への大学の対応について記載していただいているのですが、20年度の申請書をぱらぱらと拝見した感じでは、「入学者受入れの方針」(アドミッションポリシー)については多くの大学で定められているようですが、これに比べると残りの2方針についてはまだこれからであるという印象を受けました。
 2方針については提言されたのが比較的最近であるということも理由の一つであると思われますが、今後は、「三つの方針」を相互にリンクさせ、大学内で自律的に教育の質を保証していくシステムを作り上げていくことが大切になってくるのではないか、というようなことを最近考えています。

◇文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

◇ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。

◇GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。

★このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
 このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。

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編集長:文部科学省高等教育局大学改革推進室長
発行:文部科学省高等教育局大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
03(5253)4111(内線:3319、3321)  

大学教育の充実-Good Practice-
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大学改革GPナビ-Good Practice-バックナンバー
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm

お問合せ先

高等教育局大学振興課大学改革推進室

(高等教育局大学振興課大学改革推進室)

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