平成21年度の国公私を通じた大学教育改革支援プログラムの公募に関するお知らせをお届けします。
今回は、4月末から本日(5月22日)までに公募通知を発出した2つのプログラムについてお知らせします。公募要領等の詳細については、各Webサイトをご覧ください。
各プログラムに応募を希望する場合は、各Webサイトから公募要領等関係資料をダウンロードいただきますようお願いします。
諸事情により関係書類をダウンロードいただくことができない場合は、各担当までご連絡ください。郵送等にて直ちに関係書類を送付します。
平成21年度「看護職キャリアシステム構築プラン」の公募通知を5月13日(水曜日)付けで医学部附属病院を置く各国公私立の大学に通知しましたのでお知らせします。
「看護職キャリアシステム構築プラン」は、大学病院看護部と看護学部等が連携して、体系立てられた臨床研修方法や体制等を学問的検討を行って開発し、臨床の看護職及び基礎教育課程の教育レベルを向上させることにより、効率的・継続的な専門能力の習得と向上を図り、国内の安心・安全な看護提供体制を構築することを目的としています。
【本件担当】
医学教育課大学病院支援室 03-5253-4111(内線2071)
平成21年度「周産期医療環境整備事業(人材養成環境整備)」の公募通知を5月13日水曜日付けで医学部附属病院を置く各国公私立の大学に通知しましたのでお知らせします。
「周産期医療環境整備事業(人材養成環境整備)」は、次代を担う若手医師の教育環境整備や、女性医師の勤務継続・復帰支援の充実を行う大学病院に財政支援を行うことにより、大学病院の人材養成機能を強化し、医師の過重労働の軽減や、地域の周産期医療体制の構築を行うことを目的としています。
【本件担当】
医学教育課大学病院支援室 03-5253-4111(内線2578)
今年度も【大学教育改革プログラム合同フォーラム】を開催します!
各大学で取り組んでいる具体的な教育活動や成果等の事例報告、多様な取組を紹介するポスターセッションなどを実施する予定です。
是非多くの方にご参加いただければと考えております。
なお、合同フォーラムの詳細については、決定次第随時お知らせしますが、過年度選定取組の事例を中心とするなど内容充実に向けて検討していきますのでご期待ください。
開催日:平成22年1月7日(木曜日)~8日(金曜日)
場所:東京ビッグサイト[会議棟](東京都江東区有明3-21-1)
【本件担当】
大学振興課大学改革推進室 03-5253-4111(内線3319)
GP選定取組について、編集部が直接大学等を訪問し、取組内容などのお話を伺ってきました。
今回は、国際学院埼玉短期大学の取組について紹介します。
国際学院埼玉短期大学
「テュートリアル教育による教養教育の充実」
―教養ある専門職業人の育成―(平成20年度教育GP選定取組)
キャンパスに入ると活気ある雰囲気が伝わってきました。
行き交う学生は皆気持ちよく挨拶をしていきます。
今回は、開学以来「人づくり教育」に取り組んでいる、国際学院埼玉短期大学を訪ねました。
当該大学は幼児保育学科と健康栄養学科の2学科からなり、本取組は、1、2年次の必修科目「人間と社会」において、テュータ(クラス担任)の設定した課題に対し、1)事前に自己学習し、2)グループで討議し、3)まとめた意見を発表するプロセスを通して、情報収集能力や、より良い人間関係形成能力や問題発見・解決能力、さらに建学の精神や教育方針などに関わる力を身につけていくものです。
少人数学習、グループ学習と言えば特に目新しくはありませんが、テュータ(クラス担任)の設定した課題は、現代の身近な社会問題が盛り込まれた、臨場感のある非常に興味深いものでした。そして学生指導のための指針であるテュータガイド、綿密に準備された授業計画に加え、学長、学科長等による授業中の巡回指導、テュータによる学生一人一人に対するきめこまやかな観察記録、全教員参加のFDによる教員同士の意思統一や工夫・改善が、この授業科目を地道にサポートしています。
何人かの学生と話をしてみると、保育士、栄養士になるという目標をもって生き生きと学んでおり、本取組「人間と社会」の授業を通して、1年次に比べると確実に力がついた、実習先でも活用できた、との感想を聞くことが出来ました。また、そのしっかりとした受け答えに感心させられ、コミュニケーション能力の高さを感じました。このことが学外の実習先における高評価(例えば、勤務態度等について、実習先の責任者の約7割が「優れている」か「やや優れている」と回答)や、高い就職率につながっているようです。今後も本取組の発展・充実が期待されます。
文部科学時報5月号(発行 株式会社ぎょうせい 毎月10日発行)では、これまでに教育GPで選定された取組の活動状況等について、以下の大学からの報告を紹介しています。
文部科学行政の「今」が読みやすく分かる、総合政策マガジンです。
上記のGP選定取組の現状・成果を紹介する「進む大学教育改革」の連載をはじめ、文部科学行政の様々な情報を提供しています。
5月号では、「高等学校学習指導要領の改訂」、「学芸員養成の充実方策」特集でお届けします。
大学改革GPナビ-Good Practice-
編集長:文部科学省高等教育局大学改革推進室長
発行:文部科学省高等教育局大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
03(5253)4111(内線:3319、3321)
高等教育局大学振興課大学改革推進室
-- 登録:平成21年以前 --