大学改革GPナビ-Good Practice-(第77号)

●INDEX●

◇[平成21年度「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」の公募について]
◇[GP選定取組の実施状況レポート(同志社大学)]
◇[関連記事掲載について]
◇[編集後記-編集部(教育GP担当)(大学改革推進室専門職)林 正敏]

 

●[平成21年度「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」の公募について]●

 各大学等におかれましては、平成21年度「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」への申請に向け、検討を始められていることと思いますが、このたび、平成21年度の公募通知について本日3月17日(火)付けで各大学等宛に通知しましたのでお知らせします。

 応募を希望する場合は、文部科学省Webサイトから公募要領等関係資料をダウンロードいただきますようお願いします。諸事情により関係書類をダウンロードいただくことができない場合は、大学振興課大学改革推進室(03-5253-4111(内線3319))までご連絡ください。郵送等にて直ちに関係書類を送付します。
 なお、既にお知らせしておりますが、公募要領等に関する説明会及び個別相談会を下記の日程で開催します。
 本事業は平成20年度に実施しております「戦略的大学連携支援事業」の後継事業となりますが、趣旨・目的等の相違やポイントをご理解いただくことが必要と考えております。
 説明会への参加については、事前登録の必要ありませんので、皆様の積極的な参加をお待ちしています(説明会会場で資料は配付しませんので、公募要領等関係資料を以下の文部科学省Webサイトよりダウンロードし、必ず持参してください。)。
 なお、個別相談会については、申し込みを締め切りましたのでご留意ください。

【今後の公募スケジュール】

 公募通知  平成21年3月17日(火曜日)
 公募説明会・個別相談会
         平成21年3月19日(金曜日)【広島会場】
         平成21年3月23日(月曜日)【大阪会場】
         平成21年3月25日(水曜日)【福岡会場】
         平成21年3月26日(木曜日)【仙台会場】
         平成21年3月27日(金曜日)【東京会場】
         ※会場の詳細については、下記Webサイトで確認ください。
 公募受付  平成21年5月26日(火曜日)~27日(水曜日)
 結果通知  平成21年7月中旬頃

 公募要領等、説明会及び個別相談会の詳細については、以下の文部科学省Webサイトをご覧ください。

(公募要領・申請書等の様式はこちら)
 https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/286184/www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/1251852.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

(公募説明会及び個別相談会の詳細はこちら)
 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/senryaku2/1247122.htm

(文部科学省「戦略的大学連携支援事業」のWebサイトはこちら)
 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/senryaku2.htm

【本件担当】
 大学振興課大学改革推進室 03-5253-4111(内線3319)

 

●[GP選定取組の実施状況レポート(同志社大学)]●

 GP選定取組について、編集部が直接大学等を訪問し、取組内容などのお話を伺ってきました。
 今回は、同志社大学の取組について紹介します。

 同志社大学
 「情報環境の整備と成績評価の厳格化」(平成18年度特色GP選定取組)

 本取組は、組織的に成績評価の厳格化に取り組むため、学生支援システムDUETを構築し、シラバスの統一フォーマットによる情報公開、GPA得点分布の公表、学生の授業評価結果の公表など全学的に行っている取組です。
 特長として3点ほど紹介させていただくと、1点目は、組織的な展開を可能とするため、教育開発センターにおいて全学共通の方針を整備し、各学部で弾力的に活用していること。2点目は、シラバスの項目内容の統一をはじめ、DUET上でシラバス、各学生の成績評価、各科目のGPA得点分布、授業評価アンケートの結果を確認することが可能であること。3点目は、全学的なFD委員会を設置し、統一的な方針を定めるとともに、各学部でもFD委員会の設置を義務付け、学部の特性を活かしたFD活動を展開していることです。
 特色GPによる主な効果としては、学生は時間割表ではなくシラバスの内容を確認して履修登録を行っているため、絶えずシラバスの内容充実が図られていること。GPA得点分布などの多様な情報が公開されることで、成績評価の厳格化や標準化に対する教員の意識改革が進んでいること。履修放棄の割合が減少するなど学生の履修に対する意識改善などが挙げられます。
 このように、ほぼ全科目のGPA得点分布や授業評価アンケート結果を公表している点は、教員や学生の意識改革の観点からも成果を挙げているようです。また、学生がシラバス等を重視して履修登録を行うことを徹底している点は学生の視点に立った教育活動を展開しているのだと感じさせられました。
 引き続き、DUETの各種情報を有効に活用し、FD活動にも積極的に活用するなど成績評価の厳格化や学生の学習意欲の向上に努められることを期待しています。

(同志社大学の取組についてはこちらから)
 http://www.doshisha.ac.jp/academics/activity/tokushoku/#2006

 

●[関連記事掲載について]●

 文部科学時報3月号(発行 株式会社ぎょうせい 毎月10日発行)では、これまでに特色GP・現代GP等で選定された取組の活動状況等について、以下の大学からの報告を紹介しています。

(報告1)千葉大学「専門看護師育成・強化プログラムの取組」
     (平成19年度 大学院教育改革支援プログラム選定取組)
      http://www.n.chiba-u.ac.jp/cns/

(報告2)立教大学「学生と大学をつなぐ「よろず相談」の活用」
     (平成18年度 特色GP選定取組)
      http://www.rikkyo.ac.jp/support/campuslife/runs/

 

◆文部科学時報とは!?

 文部科学行政の「今」が読みやすく分かる、総合政策マガジンです。
 3月号では、中教審答申「学士課程教育の構築に向けて」の徹底解説、また「地域を元気にするクラスター」を特集でお届けします。

 https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8560894/www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/jihou/detail/1217902.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

 

●[編集後記-編集部(教育GP担当)(大学改革推進室専門職)林 正敏]●

 前回のGPナビでお知らせしたように、各プログラムの平成21年度公募がいよいよ始まります。既にご案内のとおり、「質の高い大学教育推進プログラム」は廃止となり、平成21年度から「大学教育・学生支援推進事業」が新たにスタートします。現在、公募要領等について原案を作成しているところであり、4月に皆様にお知らせするとともに、説明会を開催することとしています。
 今回、「大学教育・学生支援推進事業」(大学教育推進プログラム)では、達成目標を明確にし、その効果をどのように測定するのかなど、これまでにない観点が取り入れられています。
 プログラムへの申請を検討している大学等におかれましては、不明な点等がございましたら、担当までご連絡いただければと存じます。

 

◇文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。
 「質の高い大学教育推進プログラム」の通称を「教育GP」と言っています。

◇ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。

◇GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。

 お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。

 

★このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
 このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。

★「大学改革GPナビ」の一般配信をご希望の方は以下のURLから申し込みをお願いします。

 (新規登録・登録解除)
  https://www.mext.go.jp/magazine/index.htm

 

大学改革GPナビ-Good Practice-
編集長:文部科学省高等教育局大学改革推進室長
発  行:文部科学省高等教育局大学改革推進室
     〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
     03-5253-4111(内線3319,3321)

大学教育の充実-Good Practice-
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp.htm

大学改革GPナビ-Good Practice-バックナンバー
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm

 

お問合せ先

高等教育局大学振興課大学改革推進室

電話番号:03-5253-4111(内線3319,3321)

(高等教育局大学振興課大学改革推進室)

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