平成20年7月
●INDEX●
◇ | [各プログラムの選定状況]
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◇ | [平成20年度教育GPヒアリングについて] | ||||||||
◇ | [(連載)GP事業の成果と今後の展開] | ||||||||
◇ | [関連記事掲載について] | ||||||||
◇ | [編集後記-編集部(補助金執行担当)(大学改革推進室)丸内 佳一] |
●[各プログラムの選定状況]●
国公私を通じた大学教育改革支援プログラムの選定状況をお知らせします。
■(1) | 新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラムの選定状況について□ 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」は、平成19年度から開始したプログラムです。 本年度は、大学、短期大学、高等専門学校から230件の応募をいただき、この度、実施委員会を経て、23件のプログラムが選定されることとなり、7月7日(月曜日)に公表しました。 選定されました大学、短期大学、高等専門学校におかれては、プログラムの実施計画に沿って、学生支援のさらなる充実に御尽力いただくとともに、積極的かつ継続的に社会へ情報提供を行われることを期待しております。 また、残念ながら選定されなかった大学、短期大学、高等専門学校におかれても、引き続き学生支援の充実に向けた取組が進められることを期待します。 最後に、精力的に審査を行っていただいた小出委員長、平山副委員長をはじめ、各委員、ペーパーレフェリーの先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 本年度の選定結果については、下記URLから参照してください。 (独立行政法人日本学生支援機構Webサイト『平成20年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定結果発表』のリンク)
【本件担当】
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■(2) | 大学教育の国際化加速プログラム(国際共同・連携支援(総合戦略型))の選定状況について□ 「大学教育の国際化加速プログラム(国際共同・連携支援)」は、今年度から開始したプログラムです。 「国際共同・連携支援」は、各大学の国際化を目指した戦略・構想に基づき、教育内容・水準の向上や学生と留学生との切磋琢磨する環境の創出など、我が国の高等教育の国際競争力の強化や国際的通用性・共通性の向上を図る取組を支援するものです。「国際共同・連携支援」には、「交流プログラム開発型」と「総合戦略型」の2つの支援プログラムがあり、今回採択された「総合戦略型」は、海外大学との単位互換、ダブル・ディグリーなどの相互連携、英語による体系的な教育プログラムの開発・実施など、各大学の国際化戦略に基づいた総合的体系的な取組を支援するものです。 本年度は、「総合戦略型」について、大学から33件の応募をいただき、選定委員会を経て、6件のプログラムが選定されることとなり、7月14日(月曜日)に公表しました。 選定されました大学におかれては、プログラムの実施計画に沿って、大学教育の国際化を推進し国際的な魅力・認知度を高める取組に御尽力いただくとともに、積極的かつ継続的に社会へ情報発信を行われることを期待しております。 また、残念ながら選定されなかった大学におかれても、引き続き大学教育の国際化の推進に向けた取組が進められることを期待します。 最後に、精力的に審査を行っていただいた青野委員長をはじめ、各委員の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 選定結果については、下記URLから参照してください。 (平成20年度大学教育の国際化加速プログラム(国際共同・連携支援(総合戦略型)の選定結果はこちら)
【本件担当】
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■(3) | 大学病院連携型高度医療人養成推進事業の選定状況について□ 「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」は、今年度から開始したプログラムです。 本年度は、国公私立大学から28件の応募をいただき、この度、選定委員会を経て、19件のプログラムが選定されることとなり、7月18日(金曜日)に公表しました。 選定されました大学におかれては、本事業による取組を通じて、質の高い専門医や臨床研究者の養成、地域医療への貢献の推進に取り組まれるとともに、積極的かつ継続的に社会へ情報提供を行われることを期待しております。 また、残念ながら選定されなかった大学におかれても、引き続き質の高い医療人の養成推進等に取り組まれることを期待します。 最後に、精力的に審査を行っていただいた荒川委員長をはじめ、各委員の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 本年度の選定結果については、下記URLから参照してください。 (平成20年度大学病院連携型高度医療人養成推進事業の選定結果はこちら)
【本件担当】
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■(4) | 専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラムの選定状況について□ 平成20年度「専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラム」の選定結果を7月29日(火曜日)に公表しました。 「専門職大学院プログラム」については、ビジネス・MOT分野などの国際競争力の向上に関する取組や法科、会計、MOT分野のコア・カリキュラムの開発や教職、臨床心理分野の実習内容・評価方法の開発、複数大学共同によるFDの取組など教育の質の保証に関する取組について、40件の申請取組の中から18件が選定されました。 また、「産学人材育成パートナーシッププログラム」は、機械、情報処理、資源、原子力、経営管理分野などの産学連携による人材育成の取組について、19件の申請取組の中から8件が選定されました。 最後に、申請いただいた大学関係者や精力的に審査を担当いただいた平松委員長、向殿副委員長をはじめ、各委員・ペーパーレフェリーの先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 本年度の選定結果については、下記URLから参照してください。 (平成20年度専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラムの選定結果はこちら)
【本件担当】
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●[平成20年度教育GPヒアリングについて]●
今年度の教育GP(質の高い大学教育推進プログラム)のヒアリング審査は、8月21日(木曜日)~9月3日(水曜日)の期間で実施する予定です。ヒアリングの対象となった大学等に対しては、学校種・申請区分毎に下記の連絡予定日までに委員会事務局(独立行政法人日本学術振興会)から電子メールにて日程等をご連絡します。
○ | 大学 (教育課程の工夫改善を主とする取組)
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○ | 短期大学 (教育課程の工夫改善を主とする取組) (教育方法の工夫改善を主とする取組) (上記以外の工夫改善を主とする取組)
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○ | 高等専門学校 (教育課程の工夫改善を主とする取組) (教育方法の工夫改善を主とする取組) (上記以外の工夫改善を主とする取組)
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なお、ヒアリング審査にあたっては下記URL上のヒアリング審査実施要領もご参照ください。
(平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」ヒアリング実施要領はこちら)
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【本件担当】
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●[(連載)GP事業の成果と今後の展開]●
第3回 委託研究の意図と集計概要(山本 眞一 広島大学高等教育研究開発センター長・教授)
GPが開始されて4年目に入った平成18年、私が勤めている広島大学高等教育研究開発センターでは、文部科学省からの委託研究「競争的な教育資金の効果の検証及び今後の在り方に関する調査研究」を受託し、2ヵ年に渡る研究を開始しました。この委託研究の趣旨は、GPが高等教育の質の向上に果たしたこれまでの成果の検証と、これに基づく今後の教育改革プログラムへの取組の在り方に関する検討を行うためです。実際、2ヵ年の調査研究の成果は、平成20年度開始の「教育GP」の設計に役立つことになりました。
具体的な調査研究結果の紹介は、次回以降順次担当者から行うことになりますが、この調査研究の代表者として、今回は私からそのごく概要を紹介することといたしましょう。
まず、この調査研究は、訪問調査等さまざまな方法で行いましたが、ここではアンケート調査について触れておきましょう。このアンケート調査は、GPの申請者である大学長に対するもの(回答数532)、実際のGP取組を動かす立場にある「担当者」に対するもの(回答数102)、そしてGPの採択審査に携わった委員に対するもの(回答数125)の三つに分けて行いました。調査項目はできる限り設問を共通化して比較可能なように配慮しました。調査項目は次の通りです。
(1) | GPに選定された取組がわが国全体あるいは各大学の教育改革などに役立っているかどうか |
(2) | GPが、わが国の高等教育システムや各大学、さらには個々の教員や学生、高校や企業など各方面に与えた良い影響 |
(3) | GPに選定された大学が、その選定された取組により得たさまざまな成果、例えば設備備品、学習支援に関わるシステムの充実やカリキュラムの改善・充実など |
(4) | GP支援期間終了後の学内措置など取組継続上の課題 |
(5) | 今後の文部科学省の大学教育改革プログラムへの期待 |
(6) | 望ましい選定率、補助金額(1件当たり年間)および望ましい支援期間 |
次に、調査結果について述べますと、学長の半数、その他の回答者の4割が「そう思う」と答え、またほぼ全員の回答者が「ある程度そう思う」と答えたように、GPがわが国の大学教育の改革に与えた効果は非常に大きいことです。また他大学の取組が参考になると答えた者も非常に多かったことが印象的でした。ただし、学長と担当者、取組が選定された大学とそうでない大学さらには申請しなかった大学との間の差異もかなり見られることから、この調査結果は今後のGPの在り方に多くの示唆を与えるものとなりました。
次回以降、具体的な項目に則して紹介をしてまいりましょう。
●[関連記事掲載について]●
文部科学時報7月号(発行 株式会社ぎょうせい 毎月10日発行)では、これまでに特色GP・現代GP等で選定された取組の活動状況等について、以下の大学からの報告を紹介しています。
(報告1) | 大分工業高等専門学校「異文化体験型国際技術者総合キャリア教育―東南アジアからの卒業留学生を核とした実践的総合キャリア教育―」 (平成19年度 現代GP選定取組) http://www.oita-ct.ac.jp/ (※大分工業高等専門学校ホームページへリンク) |
(報告2) | 日本福祉大学「高度な専門性を備えた福祉現場の人材養成」 (平成19年度 大学院教育改革支援プログラム選定取組) http://www.n-fukushi.ac.jp/gs/swgp/ (※日本福祉大学ホームページへリンク) |
●[編集後記-編集部(補助金執行担当)(大学改革推進室)丸内 佳一]●
4年に一度のスポーツの祭典であるオリンピックの開催が目前に迫ってきました。野球をはじめ、スポーツ観戦が大好きなので、日中も結果が気になって仕事が手につかなくなるかもしれないのが悩みの種です。日本の選手が自身の力を出し切り、その結果、1つでも多くのメダルを獲得できることを願っています。
今回もぞくぞくと各プログラムで新たな取組が選定されましたが、ここからがスタートです。それぞれの大学等が目標(ゴール)として掲げた教育・研究・社会貢献等の充実・発展に向けて、持てる力を発揮し、大きな成果を上げていただきたいと思います。
今後も微力ながら、各取組の推進を支援してまいりますので、ご協力くださいますようお願いいたします。
◇ | 文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。 「質の高い大学教育推進プログラム」の通称を「教育GP」と言っています。 |
◇ | ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。 |
◇ | GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。 お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。 |
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大学改革GPナビ-Good Practice-
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大学教育の充実-Good Practice-
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp.htm
大学改革GPナビ-Good Practice-バックナンバー
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm
-- 登録:平成21年以前 --