大学改革GPナビ-Good Practice-(第4号)

平成17年8月9日

INDEX

  • 平成17年度現代GP選定について
  • 平成17年度現代GPフォーラムについて
  • 「魅力ある大学院教育」イニシアティブ申請状況
  • 各媒体での掲載について
  • 編集後記-編集部(現代GP担当)大学改革推進室専門職 河野 太志

平成17年度現代GP選定について

 前回の特色GP選定結果に続き、8月5日(金曜日)に多数の申請をいただきました今年度現代GPの選定結果を公表しました。精力的に公正な審査を行っていただいた荻上委員長、永田副委員長をはじめ選定委員会の各委員・ペーパーレフェリーの先生方に厚く御礼申し上げます。
 今年度選定取組については、以下のホームページを参照してください。

  • 平成17年度現代GP選定取組について

現代GP選定委員会荻上委員長のコメント

 平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(以下「現代GP」)」の選定取組が決定した。2年目を迎えた今年度は、各大学・短期大学・高等専門学校から、6つのテーマを通じ509件もの多数の意欲ある取組が申請され、計84件の取組を選定したところである。

 本年1月の中央教育審議会答申「我が国の高等教育の将来像」において、各大学等は「それぞれの位置付けや期待される役割・機能を十分に踏まえた教育や研究を展開するとともに、各学校種においては、個々の学校が個性・特色を一層明確にしていかなければならない」と述べられているが、このようなことを踏まえ、社会や学習者の様々なニーズに的確に対応できる取組が選定されたものと考えている。申請のあった取組を見てみると、各審査基準からやや外れている取組もいくつかあったものの、紙一重の差で選定されなかった取組が数多くあり、各大学・短期大学・高等専門学校における教育改革が一段と進展しつつあることが窺えて大変心強い。昨年度と比較して、十分に時間をかけて検討したと思われる取組が多かったが、特に、高等専門学校における取組に優れたものが多く見られた。そういう印象を強くした審査であった。

 今年度は、全テーマにおいて面接審査を導入するなど、審査方法についても充実をはかった。面接審査については、委員からは、書面からでは窺い知ることのできない部分を明らかにすることができ、大変有意義だったとの意見が多く、全体として導入は適切だったと考えている。

 現代GPは、選定されることだけに意義があるのではなく、選定された取組をこれからどのように展開していくか、またそれを社会に広く情報提供し、我が国の大学教育改革に資するものにできるかという点が重要である。

 取組が選定された各大学・短期大学・高等専門学校におかれては、各大学等のホームページに取組の内容を紹介し、各取組の進捗に合わせてその充実・改善に努めていただき、広く社会へ情報提供していただくよう、お願いしたい。
 また、これらのホームページについては、大学・短期大学・高等専門学校関係者の他、高等学校等関係者や学生・生徒諸君にも是非ご覧いただきたい。

 取組が選定された各大学・短期大学・高等専門学校のみならず、残念ながら今回は選定に至らなかった取組の関係者各位にも、敬意を表したい。是非、今回の申請を契機に、各大学等におかれては、更なる改革にご尽力願いたい。また、多忙な中、審査にあたってくださった各委員・ペーパーレフェリーの先生方には厚く感謝の意を表したい。

平成17年度現代GPフォーラムについて

 平成17年度のフォーラムについては、来春3月に東京で開催する予定で調整中です。内容については現在検討中ですが、選定された取組毎のポスターセッションの外、今年度は各テーマ毎のグループディスカッションを計画しています。

平成16年度フォーラムの概要及びアンケート結果(抜粋)について

「魅力ある大学院教育」イニシアティブ申請状況

 多数の申請をいただきました「魅力ある大学院教育」イニシアティブの申請状況を8月4日(木曜日)公表しました。現在「魅力ある大学院教育」イニシアティブ委員会にて厳正な審査が行われております。
 申請状況については以下のホームページを参照してください。

各媒体での掲載について

 全私学新聞(平成17年7月3日第1983号)、「Between8-9月号」(発行:株式会社進研アド(隔月刊))日刊工業新聞(7月29日号)に「大学改革GPナビ」配信開始についての記事が掲載されています。

 また、7月20日の「文部科学時報」(発行 株式会社ぎょうせい)7月号に現代GPを中心として「変わる大学教育改革2-「特色GP」と「現代GP」の活用」が掲載されています。「文部科学時報」6月号には特色GPを中心とした「変わる大学教育改革1-「特色GP」と「現代GP」の活用」が掲載されています。

編集後記-編集部(現代GP担当)大学改革推進室専門職 河野 太志

 現代GPを担当している河野です。今回は私が編集後記を担当します。
 先日の特色GPに続き、8月5日(金曜日)に現代GPの選定取組が決定されました。
 本当に厳しい日程にもかかわらず、各委員の精力的な御審査のおかげでなんとか公表まで至ることができました、というのが事務担当としての実感です。
 先ず委員及びペーパーレフェリーの先生方に御礼を申し上げます。
 そして509件の申請をいただいた大学、短期大学、高等専門学校の皆様、どうもありがとうございました。申請自体が高等教育改革への熱意を示すものだとすれば、2年連続でこれほど多くの申請があったことは、高等教育の将来を見とおす上で、かなり明るい材料ではないかと思います。さらに、現代GPに申請をされたことのない大学・短期大学・高等専門学校から、多くの申請がいただけることを期待しています。
 選定された84件の取組は、申請509件の代表として、これから頑張ってほしいと思います。選定されてからこそが本当のスタートです。その取組が、学生教育の一環としてどこまで社会的なニーズに応えることができるかなど、取組の進捗状況や成果について、ホームページ等で積極的にアピールしていただきたいと思います。多くの方々から注目されています。

  • GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」事業についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
     お送りいただくメールの件名は必ず[大学改革GPナビ(件名)(学校名)」の形式でお願いします。
     なお、ご質問等に関しては、個別に回答しますが、全体に周知する事が必要なものについては質問者に確認の上、大学改革GPナビやホームページで回答する場合もあります。

大学改革GPナビ-Good Practice-
編集長: 文部科学省主任大学改革官 山崎 秀保
発行: 文部科学省大学改革推進室
〒100-8968 東京都千代田区丸の内2-5-1


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