各大学のプロジェクト別取組概要及び事後評価結果(鈴鹿工業高等専門学校)

学校名

鈴鹿工業高等専門学校

プロジェクト名

エキスパートのスキルと感性を導入した創造工学プログラムの構築

取組代表者

校長 高橋 誠記

取組担当者

副校長 齊藤 正美

【事業概要】

 学生が自ら技術テーマを設定し,エンジニアリングデザインの体験を目的とする「創造工学」の授業に、熟達した企業退職技術者のスキルと感性を導入し、学生が実際のものづくりの流れと勘所が理解できる授業を創出した。この教育プログラムは、創造工学担当教員の「ものづくりカ」のアップ、エキスパートを活用した創造工学授業の実施、創造活動プロジェクト活性化、エンジニアリングデザイン理論学習実施の4つの柱から成り立っている。
          エキスパートのスキルと感性を導入した創造工学プログラムの構築

【育成する人材像(想定される就職先等)】
 「ものづくりの基本と感性」を身につけ、かつ「ものづくり工程全体を見渡して技術の適否」が判断できる学生(技術者)
 (想定される就職先:製品開発・製造・生産加工業) 

【ものづくり技術者育成推進委員会における評価】

(総合評価)
目的は十分に達成された

[実施(達成)状況に関するコメント]
 ものづくりの流れと勘所が理解できる実践的技術者の育成を目指し、SUZUKA産学官交流会及び卒業生技術者ネットワークから選任された企業退職技術者(エキスパート)と関係職員からなる「ものづくり技術者育成支援室」を設置し、カリキュラムの検討から実施まで緊密な共同により事業が実施された。
 教員を企業研修に参加させ、ものづくり技術者教育に活かしていく意識改革を図ることでものづくり力向上を図っている点や、全学科を対象とした全学的な取り組みとしており、今後、学校として優れた発展が期待できる。
 また、本事業を遂行する過程で、ものづくりの基本、感性、勘所等についての理論化に着手し、問題解決案を作り出す実践力を備えた人材の育成するための教材の作成にも取り組まれており、今後に向けて大いに期待できる。
 以上のことから、目的は十分に達成されたと認められた。

お問合せ先

高等教育局専門教育課

-- 登録:平成24年06月 --