平成17年度大学教育の国際化推進プログラム(戦略的国際連携支援)選定取組みの概要及び選定理由

整理番号 17‐戦‐67
大学等名 青山学院大学
取組み名称 大学院教育の質保証システム開発の国際連携
取組み担当者名 伊藤 文雄
(取組みの概要)
 本国際マネジメント研究科は、1992年よりカーネギー・メロン大学とテレビ会議によるマネジメント・ゲーム、仮想金融市場取引等の国際連携による取組みを端緒に、アジア・太平洋地域にも視野を広げ、モスクワ大学、復旦大学、東北大学、高麗大学、シンガポールマネジメント大学、マレーシア・マルチメディア大学、オーストラリア・マッコリー大学、カーネギーメロン大学、カルフォルニア大学サンディエゴ、メキシコ・ITESM大学、テキサス大学オースチンが参加するGKN(Global Knowledge Network)と称する国際連携組織を構築した。この組織において、学生・教員の相互訪問、教育研究教材の交換、国際合同授業、国際共同研究、国際シンポジウム開催等、質の高い国際交流が展開されている。2004年には国際連携の強化を図るために、このGKN機構をThe Alliance on Business School and Scholarship for Tomorrow,a 21st Century Organization(ABEST21)に改組した。
 本研究科はこれまで科研費、専門職大学院形成支援プログラム、オープン・リサーチ・センター整備事業等により、数々の国際連携プロジェクトを推進し、国際連携の強化を図ってきた。特に専門職大学院形成支援プログラム「アジアMBA育成のマネジメント・ゲーム」では、実践的なマネジメント・ゲームソフトMBABEST21を開発し、連携大学との合同授業によりアジア太平洋地域の持続的経済発展を担う人材育成に貢献しうるものと自負している。
 21世紀はアジアの時代である。本プログラムは世界人口の60.7パーセントを占めるアジアの経済的・社会的進歩と発展のために、国際連携機構ABEST21による人材の育成に不可欠な教材の開発並びに教育の質保証システムの国際連携開発を目指すものである。
(選定理由)
 この取組みは、申請大学の大学院教育支援プログラム開発事業の一環として、米国のカーネギーメロン大学、ロシアのモスクワ大学を含むアジア太平洋地域の10数大学が参加したABEST21と称するアジア太平洋地域のビジネススクールによる国際連携機構を通じ、大学院における人材教育に不可欠の教材開発や、教育の質保証システムを国際的な連携協力により開発しようとするものであり、わが国の高等教育の国際水準を向上させる上で、重要性の高い取り組みであると評価できます。
 また、これまでにも、同種のネットワークを通じ、様々な取組みを行ってきた実績もあり、実現性の高い取組みであると評価できます。

お問合せ先

文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室

電話番号:03‐5253‐4111 内線:2620、2625

(文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室)

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