平成17年度大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)選定取組みの概要及び選定理由

整理番号 17‐海‐77
大学等名 南山大学
取組み名称 裁判員裁判に伴う手続研究と教育方法の深化(陪審研究および刑事弁護研究と教育手法を中心として)
取組み担当者名 岡田 悦典
(取組みの概要)
 刑事訴訟法の分野において、カリフォルニア大学バークレー校ロースクール・法と社会研究センターにおいて、陪審に関する法・制度と実証研究を調査するとともに、具体的な比較調査を実施して、今後の裁判員制度のあり方を考える素材を整理する。また、そのコンテンツを教育に生かすべく教育手法と併せて、その内容を調査する。また、刑事訴訟法・証拠法の理論を研究するとともに、そのコンテンツを教育に生かすべく教育手法をロースクールにおいて調査する。さらに、ロースクールにおける刑事実務に関する臨床教育の実際を調査するとともに、リーガル・カウンセリングの理論と実践、刑事弁護と倫理に関する教育の調査及び研究を行う。
(選定理由)
 この取組みは、この大学の建学の理念である「人間の尊厳」の概念を基盤として、刑事訴訟法の分野における陪審に関する法・制度と実証研究と、そのコンテンツを教育に生かすべく教育手法と併せて、その内容を調査するなど、社会の変化に対応したわが国の法学教育の課題を的確に捉え、具体的で説得力のあるプログラムとなっており、またこの分野において十分な実績と蓄積をもとにプログラムが立てられている点について評価できます。

お問合せ先

文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室

電話番号:03‐5253‐4111 内線:2620、2625

(文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室)

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