平成17年度大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)選定取組みの概要及び選定理由

整理番号 17‐海‐73
大学等名 東海大学
取組み名称 米国式臨床技能評価システムの導入とFD(‐協定大学との連携による臨床能力養成・評価システムの導入‐)
取組み担当者名 堀田 知光
(取組みの概要)
 本学では、昭和58年より米国の医科大学との交換留学制度を実施している。米国式の臨床教育を体験することにより、優れた臨床能力を身につけると同時に、国際的な視野を持った医師の育成を目的としている。
 この留学で学生の臨床能力は高まり、日米の医療機関で活躍しているが、留学の成果を大学教育の中に直接フィードバックすることは対象が学生であることから困難であった。この連携を教職員に拡大することにより、先進的な医学教育システムをわが国の医学教育に取り入れることは十分可能と考えられる。
 本取組みでは、協定大学との連携のもと、優れた臨床医師を育成するために卒前・卒後を通じた米国式臨床評価システムおよび教育方法を日本の制度にあわせた形で取り入れることを目的とする。医師・教員等の派遣を行い、米国式の教育支援体制の導入を行うことで組織的教育体制を強化し、新しい臨床技能評価システムおよび教育方法を確立する。
(選定理由)
 この取組みは、申請大学が取り組んできた臨床技能教育法の改善及び臨床技能評価制度の確立を目的とし、米国大学医学部の視察を通じて申請大学あるいは我が国の卒前・卒後医学教育への導入を検討するものです。
 申請大学は、これまでにも参加型臨床実習を全国に先駆けて導入したり、臨床技能評価の導入について早くから検討に取り組むなど、本取組みに対する十分な検討が認められ、その成果が期待できます。

お問合せ先

文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室

電話番号:03‐5253‐4111 内線:2620、2625

(文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室)

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