平成17年度大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)選定取組みの概要及び選定理由

整理番号 17‐海‐55

大学等名 熊本大学
取組み名称 エキスパート・シェアリングの展開と実践(研究プロジェクト型ゼミナールに多様な人材を活用する先進的大学院教育の実現)
取組み担当者名 檜山 隆
(取組みの概要)
 大学院自然科学研究科(以下、「本研究科」という。)では、理工学系の課程制大学院として明確な教育目標をもち、その目標を達成するために、1.教育内容及び方法を改善し、2.優れた教員を配置し、3.必要な制度上の改革を実行する。具体的な取組みとして、本研究科が平成18年度から実施するプロジェクト・ゼミナールと、それを支えるエキスパート・シェアリングに携わる教職員を海外に派遣し、先進的な実践例を学ぶ。個別の課題としては、1.領域横断・問題解決型の研究プロジェクトを通じた学生の自主学習とその指導、2.企業等産業界や海外の大学との連携による研究課題・教員スタッフの充実、3.多様な背景やニーズをもつ教員・学生が柔軟な仕組みにより大学院に在籍できる制度、を掲げ、これらに関し優れた実績のある米国、フランス、オーストラリアの大学に、教職員を長期及び短期に派遣して必要な知見を養い、本研究科の事業に応用できるよう研修を行う。
(選定理由)
 この取組みは、エキスパート・シェアリング(多様な背景をもつ外部人材をプロジェクト・ゼミナールに活用するための組織的取組み)という大学と社会人双方の持つポテンシャルを活用する教育システムの構築のため、欧米の先進的な実践に学び改善を図ろうとする意欲的なものです。特に国際的・競争的環境において、問題の把握・解決について総合的視点を構築する能力を有する大学院レベルの人材の養成を期待することができるなどの点が評価できます。
 また、実施計画においても、具体的かつ明確に示されており、十分な成果が期待できます。

お問合せ先

文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室

電話番号:03‐5253‐4111 内線:2620、2625

(文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室)

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