平成17年度大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)選定取組みの概要及び選定理由

整理番号 17‐海‐39

大学等名 大阪外国語大学
取組み名称 国際標準・言語教育到達度評価制度の構築(欧州協議会作成「言語共通参照枠CEF」を基にした到達度評価システムの開発)
取組み担当者名 南田 みどり
(取組みの概要)
 外国語大学である本学においては、国際的に通用する外国語運用能力到達度評価制度の確立は不可欠である。そこで、16年度に本学の教育活動を統括する「教育推進室」内に「言語教育専門部会」を設置し、言語教育分野における最先端の試みである欧州協議会作成「言語共通運用能力評価基準CEF」について分析を開始、また、「16年度海外先進教育研究実践支援プログラム」では教員3名をCEF調査のため英・独・伊の多言語教育機関に派遣した。今回の取組みでは、1.昨年度末派遣者(今年9月帰国予定)の調査結果を学内教員に周知させるための研修会開催、2.CEF専門家5名を招聘した国際シンポジウムの同時期実施、3.本学24専攻語の客観的な尺度・枠組みの具体案についてCEF現場担当者と意見交換し、その有効性を確認するための教員の欧州派遣、を予定する。尚、派遣については言語教育を専門とする9名の教員を2週間の予定で、欧州9カ国の多言語教育機関で調査に当たらせる。
(選定理由)
 この取組みは、多言語教育の効果的なカリキュラム作成を行う上で必要となる言語運用能力に関する到達度評価制度の確立を目指し、ウィーン大学を始め欧州の9大学に職員を派遣し、申請大学作成の評価基準案の有効性について各大学の言語共通運用能力評価基準(CEF)担当者と意見交換し、検討を加えるものです。
 本取組みについては、既に学内で取り組んだ実績があることから着実なプロジェクトの遂行が期待できます。

お問合せ先

文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室

電話番号:03‐5253‐4111 内線:2620、2625

(文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室)

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