医療データ人材育成拠点形成推進委員会の所見

令和元年6月11日

医療データ人材育成拠点形成推進委員会 所見

　「医療データ人材育成拠点形成事業」では、複数の大学が連携し、それぞれの強みや特色を生かして、医療データの利活用を推進できるトップレベルの人材を育成する拠点を形成することを目的として、公募しました。
　公募の結果、申請のあった5件の事業において、教育プログラム・コースや、事業の運営体制・マネジメント体制・連携体制及び事業の継続・普及に関する構想等について、推進委員会による書面審査、面接審査、合議審査を実施し、特に優れた2件の事業を選定しました。
　今回、選定された大学は各取組とも、実現性が高く、創意工夫されたものとなっておりますが、委員会が求めた改善に関するコメントについては着実に改善し、計画を確実かつ迅速に実行していただきたいと考えます。
　また、選定された各大学には、我が国における医療の質向上を担う取組を実施するという決意を持って、取り組んでいただくとともに、下記の点を期待します。

○ 常に先進的・革新的な取組内容となるよう自己点検・評価のみならず、医療界・産業界のニーズを取り入れるための努力を欠かさないこと
○ 代表校のみならず連携校も含め、長期的な展望に基づく具体的な事業継続方針を策定の上、補助期間終了後は更に発展的な取組として実施できるよう工夫して取り組むこと

　今回、特徴的なプログラムであっても、事業の構想・計画の具体性の観点等から、相対比較の結果、残念ながら選定に至らなかった取組がありました。選定されなかった各大学においては、本委員会から申請いただいた事業に対する所見をお伝えしますので参考にしていただくとともに、今後も本プログラムの趣旨を生かした人材育成に取り組んでいただくことを強く期待します。

医療データ人材育成拠点形成推進委員会
委員長 福井 次矢