地震調査研究推進本部地震調査委員会では、活断層で発生する地震や海溝型地震を対象に、地震発生可能性の長期評価を公表しています。今回、南海トラフの地震活動の長期評価を一部改訂し、第二版一部改訂として公表しました。
地震調査委員会は、海のプレートと陸のプレートの境界に位置する海溝沿いで発生する地震(海溝型地震)について、長期評価を公表してきました。南海トラフについては、2013年(平成25年)5月24日、それまでに得られた新しい調査観測・研究の成果を取り入れることにより第一版を改訂し、第二版として長期評価の公表を行いました。
第二版の公表以降、全面的に改訂するような新たな調査研究の成果はないものの、一部で新たな知見が得られていました。今回、それらの新たな成果を取り入れるため、データ及びパラメータの不確実性を考慮した確率計算手法も取り入れ、将来南海トラフで大地震が発生する確率を改訂した結果等について、第二版の一部改訂としてとりまとめました。
研究開発局地震火山防災研究課