日米民生用原子力研究開発ワーキンググループ(CNWG)第7回会合(概要)

 以下のとおり、日米民生用原子力研究開発ワーキンググループ(CNWG)第7回会合が開催されましたのでお知らせします。

1.日時 

平成31年4月9日~11日
本会議:11日、サブワーキンググループ:9日、10日

2.場所

米国エネルギー省 アルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory)

3. 出席者

(日本側)    文部科学省          井出 太郎 廃炉技術開発企画官 他
        資源エネルギー庁     保坂 伸 次長
                           武田 伸二郎 原子力国際協力推進室長 他
        日本原子力研究開発機構(JAEA)
        電力中央研究所(CRIEPI) 他

(米国側)  米国エネルギー省(DOE) サル・ゴルブ 副次官補代理 他
        アメリカ合衆国原子力規制委員会(NRC)
        アイダホ国立研究所(INL)
        アルゴンヌ国立研究所(ANL)
        サンディア国立研究所(SNL)
        オークリッジ国立研究所(ORNL)
        ローレンス・バークレー国立研究所(LBNL)
        ロスアラモス国立研究所(LANL) 他

4.概要

 CNWGは、民生用原子力協力に関する日米二国間委員会の下のワーキンググループの1つであり、1) 新型炉、2) 核燃料サイクル・廃棄物管理、3) 軽水炉の分野における研究開発の協力を実施。
  4月11日に行われた第7回CNWG本会議では、日本側共同議長(井出文部科学省廃炉技術開発企画官(代理)、保坂資源エネルギー庁次長)及び米国側共同議長(サル・ゴルブ米国エネルギー省副次官補代理)から、日米双方の原子力政策や研究開発動向について紹介があった後、日米施設供用の促進に関するイニシアチブについて米国より提案がなされたほか、各分野における協力の進捗状況の報告が行われた。
 本会合により、日米二国間協力関係をより一層強化することについて合意した。

(1)各サブワーキンググループ(サブWG)からの報告

以下のサブWGの活動状況について、米国の各サブWG議長から報告があった。
1) 新型炉研究開発サブWG(高速炉・高温ガス炉・金属燃料)
2) 核燃料サイクル研究開発及び廃棄物管理サブWG(分離協力・先進燃料・廃棄物管理・電解還元)
3) 軽水炉研究開発サブWG(事故耐性燃料・過酷事故コード評価・軽水炉の持続性・確率論的リスク評価・福島第一原子力発電所の分析)

(2)日米施設供用の促進

原子力人材育成、基礎基盤研究を継続させるために、米国より日本の研究者が米国研究施設を利用できるイニチアチブが提案され、実現へ向けた意見交換を行った。

(3)次回会合の予定

次回会合を2020年5月に日本で開催することで合意した。

以上

お問合せ先

研究開発局研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)

(研究開発局研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当))