事業評価個表 こども福祉医療センター設備整備事業

番号 措置名 交付金事業名
9  福祉対策措置 こども福祉医療センター設備整備事業
交付金事業者名又は間接交付金事業者名 茨城県
交付金事業実施場所  茨城県水戸市吉沢町地内
交付金事業の概要  電話設備と同時にハンディナース対応ナースコールを導入して、入所児とのコミュニケーションを取り、適切な対応と安全管理を図る。さらに年間1万件強の外来診療があり、それに伴う電話による家族等からの療育相談(肢体不自由児施設でもある当センターは在家庭の障害児やその家族からの相談に対応する必要がある)も多く、それに対応するため適切な電話対応と職員(特に医師)間の迅速な連携を図るものである。当センターの現在のナースコールは約 30 年前に設置されたもので、かなり古く、感度の調節も出来ない。電話設備( 12 年前に更新)とも連動していない。そのためコール等への対応も迅速でなくベットからの転落や便を漏らしてしまった等があり、大きな医療事故に繫がる可能性もある。本事業の導入により分断された建物構造(平屋建 3 棟・ 3 階建 1 棟)に対応した連絡体制を取ることが可能となり、夜間や緊急時に迅速で適切な対応ができる。よって医療安全面においてかなりの効果が期待できる。
 電話設備工事一式 + ナースコール設備工事一式(建物:本館ほか 4 棟計 4,899.10平方メートル)
総事業費 11,550,000 交付金充当額 11,550,000
うち文部科学省分 11,550,000
うち経済産業省分 0
交付金事業の成果及び評価 1.適切な安全管理が可能な医療体制が取れる。
2.ニーズに沿った迅速で効率良い対応が図れる。
3.特に夜勤時の医療安全面が改善される。
4.在家庭の障害児及び家族との連携が効率良く取れ、家族と職員(特に医師)間との適切な連携で医療体制の充実が図れる。
 こども福祉医療センターは、県内唯一の肢体不自由児施設であるとともに病院でもある。単独で入所して障害の克服に向けて必要な医療・訓練を受けている。入所児の人数は、減少傾向ではあるが、人工呼吸器装着児や経管栄養児の増加、痙攣発作や知的障害等、障害が重度・重複化しており、その日常生活は 8 割が全介助又は半介助である。通所による機能訓練等での外来診療もここ 10 年は年間 1 万件を超えている。今回の電話設備と連動型ナースコール設備の同時導入により、如何なる場所に居ても、コールや電話を受けての迅速な対応が可能になる。また、対応できなくとも、他の者ヘ即時に知らせることが出来て、効率の良い対応ができる。
交付金事業の実施に伴い締結された売買、貸借、請負その他の契約
契約の目的 契約の方法 契約の相手方 契約金額
電話設備 & ナースコール設備の更新 指名競争入札 茨城電話工業株式会社 11,550,000
成果及び評価に係る第三者機関の活用の有無
 特に予定なし。
本事業に来年度以降も交付金を充当する場合の本事業に係る基本的な考え方
 本事業は、県内唯一の肢体不自由児施設兼病院であるこども福祉医療センターの機能向上に有益であり、今後も必要性を勘案しながら施設整備を進めていく予定である。
交付金事業の成果の再評価を行う場合の予定年度  特に予定なし。

お問合せ先

研究開発局開発企画課立地地域対策室

(研究開発局開発企画課立地地域対策室)

-- 登録:平成21年以前 --