令和元(2019)年度科学技術イノベーションによる地域社会課題解決(DESIGN-i)採択地域の評価を実施しましたので、結果をお知らせします。
地方自治体と地域の大学が中心となってチームを構成し、「地域のポテンシャルを最大限引き出すための未来社会ビジョン」を設定するとともに、当該ビジョン達成に向けて、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成にも繋がる、解決すべき地域が抱える多種多様な社会課題を見つけ出す。さらに、当該社会課題を技術課題へと転換させ、将来的に地域内外の大学や研究機関が持つ研究シーズを取り込みつつ、小規模試行実験・社会実装の取組へ繋げることを想定し、科学技術イノベーション(=STI)を活用した解決策を構築する。
この度、令和元(2019)年度に採択された4地域の評価を実施しました。
各評価対象地域から提出された年度報告書及びヒアリング等に基づき、事業の進捗状況や成果、次年度以降の見通し等について、外部有識者で構成される科学技術イノベーションによる地域社会課題解決(DESIGN-i)評価委員会において確認、評価を行うとともに、継続支援について決定しました。
No. | 申請者 | テーマ名 | 評価 | 継続支援 ※ |
1 | 新潟県佐渡市 国立大学法人新潟大学 |
生物多様性と農業技術革新が共存するエコロジカル・コミュニティの実装に向けて :里山創生「佐渡モデル」の構築 |
A | ○ |
2 | 福井県鯖江市 国立大学法人福井大学 |
若者×地場産業で共創する地域未来文化「SABAEとは?」 | B | - |
3 | 兵庫県 国立大学法人神戸大学 |
兵庫県における農林水産資源を起点とした地域の魅力拡大方策の検討 | B | - |
4 | 広島県東広島市 国立大学法人広島大学 |
アカデミック・エンタープライズが駆動するサステナブル・ユニヴァーシティ・タウン構想 | A | - |
※No.1及びNo.4においては、両地域とも「A」評価となりましたが、評価委員会での議論の結果、「No.1は、全国共通の課題として他地域への横展開がより期待できる」という観点から、No.1を継続支援地域として選定しました。
S | 優れた活動・進捗状況であり、今後の取組に多いに期待できる。 |
A | 活動・進捗状況に大きな問題はなく、今後の取組に期待できる。 |
B | 活動・進捗状況にやや課題が見られる。 |
C | 活動・進捗状況に課題が散見される。 |
電話番号:03-6734-4195
メールアドレス:region-design-i@mext.go.jp