学習指導要領におけるESD関連の記述

 平成29年3月に幼稚園教育要領及び小学校・中学校の学習指導要領が、平成30年3月には高等学校の学習指導要領が告示されました。この新しい学習指導要領等には、「持続可能な社会の創り手の育成」が掲げられています。教育基本法及び学習指導要領等に基づいた教育を実施することによりESDの考え方に沿った教育を行うことができます。

幼稚園教育要領(平成29年3月告示)

【前文】

 (前略)これからの幼稚園には,(中略)一人一人の幼児が,将来,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となることができるようにするための基礎を培うことが求められる。

小学校・中学校学習指導要領(平成29年3月告示)

【前文】

 これからの学校には,(中略)一人一人の児童(生徒)が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。

【第1章 総則】

第1 小学校(中学校)教育の基本と教育課程の役割
3 (前略)豊かな創造性を備え持続可能な社会の創り手となることが期待される児童(生徒)に,生きる力を育むことを目指すに当たっては,学校教育全体並びに各教科,道徳科,(中略)総合的な学習の時間及び特別活動(中略)の指導を通して,どのような資質・能力の育成を目指すのかを明確にしながら,教育活動の充実を図るものとする。

高等学校学習指導要領(平成30年3月告示)

【前文】

 これからの学校には,(中略)一人一人の生徒が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。

【第1章 総則】

第1款 高等学校教育の基本と教育課程の役割
3 (前略)豊かな創造性を備え持続可能な社会の創り手となることが期待される生徒に,生きる力を育むことを目指すに当たっては,学校教育全体及び各教科・科目等の指導を通してどのような資質・能力の育成を目指すのかを明確にしながら,教育活動の充実を図るものとする。

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